あなたの幸せ

幸せとは

あなたは「自分の幸せとは何か」詳しく話すことはできますか？

「幸せになりたい」という気持ちや思いは誰しもあると思います。幸せに「なりたい」と表現されますが、「なる」ものではなく「感じる」ものです。では幸せとはどんな感情でしょうか？

心も感情も全て目には見えないものです。言葉で例えたりしてもそれはあくまで発言した方の中での経験や感じ方や考えや好みなどの要素が入ってしまう為、かなり抽象的なニュアンスになってしまうのは否めません。

このように人によって感じ方もバラバラというのが幸せであり本人しか感じる事が出来ないのです。
例え結婚の契りを交わした夫婦でも血のつながった家族でも片方が幸せと感じていても片方が不幸せと感じる事もあるのです。

幸せかどうかは自分次第

つまり『自分が幸せだと「感じる」という事に関しては他人は全く関与できない領域』なのです。

幸せだと感じるか感じないかは本人しかわからず、そのことが幸せかどうかも自分しか決められないのです。

ここをしっかり理解できていない方が誰かや何かに幸せを求めてしまっているのです。結婚相手の理想の条件に幸せにしてくれる人と思っている人って実は少なくないです。結婚やお付き合いする時に幸せにします！という方も実は多いです。

後者に関してはそれほど自分は真剣に相手の事を思っていて誠意を伝えるために言ってくれている愛情からくるものですが、誤解を招きかねない表現でも実はあるのです。
幸せかどうかはその本人が感じるものであり、本人が幸せになるものを自分で選び取ってもいけるのです。

人から与えられて感じる「幸せの要素」というものはたくさんあります。しかし自分が幸せを受け取れる状態でなければそれを幸せだと感じる事は出来ません。
一瞬の感情で終わらせるのではなく常に幸せだと感じる状況が続く事が皆さんが求める「幸せになりたい」ことだと思います。

必要な２つのこと

ではどうすれば良いのか。
大きく分けて２つのことが必要になってきます

一つは幸せだと感じられる自分
二つ目は温かな人間関係

この２つの意識と行動で常に幸せだと感じられる状態に持っていける可能性が高いという事です。

もちろん幸せになる為にはお金のことは切っても切れない関係だと思います。お金の不安があるだけでそこに意識が行ってしまい、心から幸せだと感じる自分ではいられなくなります。なのでカテゴリーとしてお金のことは「幸せだと感じられる自分」に振り分けられます。しかし本当にそのお金が必要なのかも同時に考える必要があります。
２つ目の温かな人間関係というのはそれによって幸せを感じる要素が増えるということです。自分で探しにいくだけではなく周りの人からもその要素をもらえる環境にすると常に幸せだと感じられる時間が増えます。人から助けてもらったり、人を助けた事で自分に自信が出たり幸せを感じる事もできます。
しかしこれも結局は幸せだと感じる自分でなければその要素も意味を為さなくなってしまいます。
なので結論幸せになるために必要なことというのはどう切り込んでも幸せだと感じられる自分から始まるということです。

ここをまず意識できている方はどれだけいるでしょうか。まずはお金を稼ぐ事や地位や名誉に意識を向けたり、高価な物や所謂ハイスペな方達とどうやったらつながるかばかりに意識がいっている人が多いように感じます。

幸せは感じるもの、それは物体ではなく目には見えない物です。それなのに、あなたは目に見えるもので幸せになろうとしてませんか？

あなたの幸せとは

自分はどうなったら幸せだと感じるのか、本当に望む幸せとは何か。

それは自分の心がフラットな状態で望むものです。欠乏な状態から望むものは本当にあなたが幸せだと感じる本当の望みではありません。
その為には常に自分の心を満たし、フラットな状態にしておく事。

心の感度を高くして、幸せを受け取ることができる自分にしておく事が１番幸せな人生に必要であり、この事なしでは一生幸せな人生にはなりません。

その軸さえぶれなければ、あなたの進む先に幸せが紐づいているのだと私は思います。

自分を満たす事で自分に余裕が出来ます。変に拗れた考えもなく冷静に物事をみる事が出来ます。純粋に人にも自分にも優しく出来ます。そうすると自信も少しずつ出てきます。人の良いところ、人の優しさも素直に受け取ることが出来ます。そうすると自分が求めていた幸せというものが段々と見えてきます。

頑張りすぎていた方ほど、実は大それた事ではない自分だけの小さな幸せを見つけるかもしれません。当たり前が当たり前ではないことに気づける心を持つ、これも幸せだと感じられる自分に必要な事だと私は思います。

風羽　玲亜