被害妄想に苦しんだ過去
あなたもしくはあなたの周りに被害妄想の強い人や人目を必要以上に気にしてしまう人、常に自分が不幸だと感じて負のループから抜け出せない人はいますか?
これ実は過去の私の姿です。常に人と比べて自分はまだまだだと追い詰め、見えないゴールに向かってひたすら進むしかなく常に劣等感や被害者意識で物事を捉えていました。
あの人は何の努力もしていないのにあんなに幸せそうだ、あの人は強運なんだろうな。あの人は生まれながらに恵まれているから。
自分ではなく常に自分以外のものばかり意識していたので常に人目も気になり、なんだかすごく視線を感じた時は「どうせ大きな女だと思ってるんだろうな」「ヒールなしでこの身長だからジロジロ見られるんだろうな」など自分のコンプレックスを異常に気にして毎日を過ごしていました。
常にそのように神経を使ってしまっていたのもあり、精神的にひどく疲れて私の被害妄想や悲劇の主人公のような思い込みはどんどんエスカレートしていきました。
しかしこれは自分でそう思い込み、自分が批判されるような世界だと自分で決めつけていただけだったのです。当時の心のあり方、信念や感情がそのまま目の前の現実を作り出していたのです。
全てあなたの思い通り
確かに人と目があったり見られたこともあったかもしれません。しかし誰かに何かを直接言われた訳ではないですし、全ての周りの出来事や相手の行動をひねくれて考えたり受け取ってしまっていただけだったのです。
ですがこれは言い方を変えると私の全て思い通りになっていたということなのです。自分の思い込みや信念通りの世界が作られて自分が感じていた感情を体感できる世界を自ら叶えていたのです。
つまりここまで自分の望みや思い込みどおりに人生を作れる力がそれほど強いと言えるのです。
願望実現の方法の一つにイメージングがあります。これは望む未来や自分の理想の姿を具体的に想像し、さもすでに叶っているかのようにイメージし、その理想が叶った状態として過ごしたりすることで望むものを引き寄せ叶えていく方法です。
この被害妄想も言い方を変えればそれと同じことです。被害者意識や人目を異常に気にするということはそれだけ意識やイメージする力が強いと言うことです。
人生での設定に気が付く
だからこそ私は芝居が好きで宝塚の非現実的な世界が好きだったのかもしれません。思い込みやイメージの力が強ければ強いほどその役に没頭でき、その役として舞台で息づくことができるからです。
これを現実の世界で発揮することで面白いように色んな楽しく幸せな現実を叶えることができるのです。要は自分の力の使う方向を変える。ただそれだけです。
あなたが今過去の私と同じような思いをしているのなら、きっとあなたがイメージして作りあげている人物像は「常に人目を気にし人を羨み、自分のコンプレックスを悪いものだと思い込む悲劇の主人公」です。
あなたを取り囲むサブキャラたちはあなたを陥れたり嫌ったり、あなたを馬鹿にしたりとあなたを傷つける役柄で、その背景や設定は「幸せを追い求めているが幸せよりも苦しい壁や苦難ばかりがある毎日」なのです。
これをごっそり自分の望む設定にすれば良いのです。
なぜならこれまであなたのその強いパワーによってあなたの望み通りの「苦しむ毎日」という世界を作り出すことが出来たのですから、それと逆の世界であっても作ることはできる筈なのです。
もしあなたが「そんなことはない」と思うのでしたら、その根拠は何でしょうか。実際にあなたはやってみましたか?誰かに絶対に無理だと言われましたか?
もしくはそれも「そんな事は不可能で自分は何をやっても不幸な私」という設定をしているか実は内心は「そんな不幸な自分を心地が良いと思っている」「不幸ぶれば可哀想な自分でいれるから誰もが心配してくれると望んでしまっている」「実は何の努力もしたくないから変われない自分でいる方が良いと思っている」のだと思います。
あなたから見えている世界というのはあなたの心のうちがはっきりと投影されています。それを分析をして是非自分が無意識に設けている人生の設定、あなた自身や人間関係の設定に気がついてくださいね。
そこに気がつくと今の現実世界がなぜそうなっていたのか。自分がなぜ変わることができずに苦しんでいたのかはっきりと分かると思います。
人生はあなたの選択の積み重ねで出来上がっていくのです。自分の設定に気がつけばそこを修正したり路線変更も自分でできるのです。
大切なのは設定に気が付くこと、そしてそこに潜む本当の望みや抱えてしまっているものに気がつくことです。
自分に合う人を見極める力もつく
これは人の行動を見ていてもその人がどういう設定を持っていたり、どんなものを抱えているのかどんな望みがあるのかわかったりします。
寂しいと過去に感じて生きてきた人は人に構ってほしい分、無意識に必要以上に人に注目してもらうような行動を取ったりします。また注目してほしいから関係のないことにまで首を突っ込んできたりその人の行動を把握しようとしたり束縛したり干渉してきたりと異常な行動に走ったりします。注目してほしいが為に可哀想自慢をする人もいますしその為に話を盛ったり嘘までついたりします。会話泥棒をして常に自分の話しかしない、自分の話にすり替える人もいます。
これは構ってほしい、寂しさを埋めてほしいという望みがあり、無意識に人へ執着し可哀想な自分という人物設定をしているのです。
この原因は過去に満たされなかった寂しさということです。
きっとあなたもその人を最初は可哀想な人だと感じ、話を聞いたり一緒に過ごそうとするでしょう。しかしもしあなたが大変なことになった時はそういう人は自分の方が不幸である必要があるので、そうなった時点であなたの事を「自分の寂しさを埋めてくれるに値しない人」「自分の望む設定から外れる人」だと見なして急に距離を取ったり関係が切れたり浅くなるのです。
このように人生は誰もが望む人生を実は叶えているのです。そのことに気が付くか気がつけないかで結果は大きく変わります。
またこの事実に気がつけることで周りの人間がどういう人かも段々と分かってきます。決めつけはもちろんよくありませんが、何度もお伝えしているように物事はとてもシンプルです。
人間も実はわかりやすいです。その人がどんな行動をしてどんな生き方をしてどんな口癖をしているかこれを観察していくだけでもその人の信念や設定などが分かってきます。そうすると自分のとって必要な人かも自分と合う人なのかも自然にわかってきます。
理想の人生を叶える為には自分だけではなく環境や人間関係もとても重要です。どちらも自分に大きな影響を与えるものですし、良い人間関係から色んな可能性も広がるのでより大きな理想を叶えることができた理、想像以上のスピードで叶えられたりするからです。
助け合ったり支えあうことでより幸せの好循環を生み出したり莫大なエネルギーを生み出し、それが更なる素晴らしいものを引き寄せるのです。人がいることで自分一人の時以上に頑張る力が生まれたり、自分にとっても学びや気づきもたくさん得られます。
その為にも人を見極める力も必要なのだと思います。
あなたは自分の設定に気がついていますか?その裏に潜むものに気がついていますか?この気づきによってあなたは素晴らしい未来も人間関係も環境も全て実現できるのです。自分のパワーに是非気がついてくださいね。
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