誰の対しての愚痴や悪口?
よく「悪口や愚痴を言っている人からは離れましょう」と言いますよね。
そう聞いて自分を振り返ってみてください。悪口や愚痴をあなた自身が言ってしまっていませんか?
私は気をつけているから、そんな事はないというかもしれません。
例えば、もしあなたが姿勢が悪く、誰かにそれを指摘されたらなんで言いますか?
もしあなたが太りやすかったら、人になんて言ってますか?
姿勢が悪いことを「クセなんです」「背が高いから」「机があってなくて」などと言っていませんか?
太りやすかったら「親からの遺伝なんで」「食べるのがやめられなくて」「水を飲んでも太るんです」などと言っていませんか?
これは結局言い訳をしていることであり、上手くいっていないことの愚痴や悪口を自分に対して言っている事になるのです。
そう聞いて再度自分を振り返ってみてください。
それでもあなたは本当に誰にも愚痴や悪愚痴を言っていませんでしたか?
無意識に口に出している呪文
大抵の人がこのように無意識に自然と口にしていることが多いのではないでしょうか。
人には気を使えるのに自分自身には気を使えていない人が多いのです。それほど私たちは自分のことを見えていない人が多く、自分で自分を苦しめている事に気が付かずにいてしまうのです。
言葉というのは相手だけではなく自分に一番伝わるものです。なぜならいつでもずっとあなたの言葉を聞いているのはあなた自身だからです。
自分の言葉が言霊となってあなたの意識や体に呪文をかけてしまうのです。それが自分を傷つけるよう呪いでも気が付かずに繰り返しその呪文をかけ続けてしまうのです。
本当に自分を大切にしている人は自分にも人と同じように温かい言葉をかけるのです。
「疲れたー、しんどっ」ではなく「良く頑張ってるな」と言いますし、「なんでこうなんだ、本当私ってブス」ではなく「こうしたらもっと可愛くなるね」と言うのです。
無意識の言葉は自分が思っているより沢山言っています。自分に対する言葉というのは自分に対する扱いを表します。
そして自分への言葉は自己暗示という呪文になるのです。
良い口癖は好循環を生む
愚痴や悪口を自分に言い続けると自己肯定感はみるみる下がり、負のオーラを纏いながら苦しくて辛い日々をどんどん引き寄せることになってしまうのです。
無意識に使う言葉を変える為には意識的に良い言葉を頻繁に使うことです。繰り返し使い、頭で耳で口で覚え、自分の中に刷り込ませていくのです。そうすることで気がつかないうちにそれが口癖となり、良い魔法を自分にかけ続けることができるのです。
口癖にすると得られる良い点はもう1つあります。それは一緒にいる人へも良い効果を与えることができるということです。私たちは周りからの影響をとても受けやすい生き物です。なので一緒にいる相手がよく発する言葉もたくさん聞くことでその言葉の影響も一緒に受けることになるのです。
あなたの口癖が良いものに変わればその言葉を聞いている相手も良い言葉を受けることになり、その口癖がうつっていくこともあります。
特に、パートナーは顔つきまで似てくると聞いたことはありませんか?
近しい人間であればあるほど似てくるというくらい、私たち人間はお互いが影響を与え合う存在なのです。ですので良い口癖は結果自分だけでなく周りにも良い影響を与え、さらに好循環を生むことになるのです。
自分に対する愚痴をやめ、自分を大切にしましょう。人に気がつかえても自分に気をつかえなければ人生はずっとあなたに苦しい現実を見せてくるでしょう。
そして良い言葉をどんどん発する自分になりましょう。するとあなたの言葉が呪文ではなく素敵な魔法へと変わっていくでしょう。
そうすることであなたの未来は幸せな人たちに囲まれた幸せな人生へと変わっていくと思います。
風羽 玲亜
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