恋愛・結婚・人間関係

縁について

私は日々、これまでの自分の経験をもとに行き着いた考えを発信しています。

私自身悩みに悩んでどうしようもない毎日を送っていましたがいつの間にか自分の生きやすい人生に変わっていたことに気づき、なぜそのように変わっていけたのかを解明すべく色んな勉強をし振り返りと共に行き着いた答えをお伝えしています。もちろんみなさんにその考えや方法を強要しようとは思っていません。ただ同じように悩んでいる方の何か気づきやヒントにしてもらえたらと思っています。

その中で自分自身で人体実験のようにいろんなことを試して気づいたことも沢山あります。今日はその中でも「縁」についてお話をしていきたいと思います。

縁のある人とは

あなたは縁というのは自分で作れるものだと思いますか?私は答えは半分イエスで半分ノーだと思います。

縁というのは出会っただけではなく何かしら今後の人生で関わっていくことだと思います。一回だけ会ったことはあるが、その後一切関わりもないのにその方と縁があると言えるでしょうか。出会ってお互いの人生に何かしら影響がある人が縁がある人というのではないかと思います。

また自分から出会いを広げることで自分の会いたかった人と縁がつながり深い友人関係になることもいくらでもあると思います。それにはまず自分で行動したり出会いの場に出向かないと繋がらないので、自分で縁のきっかけを作ることはできると思います。ですので縁というのは半分自分で作れるものとも言えるのではないかと思います。私の友人に自分の会いたい人に縁を繋いで出会えた人がいます。その会いたかった人と連絡を取り合えるような仲にまでなっているのですから、縁という「人との関わり」によって夢のチャンスが運ばれてくることは多々あるのだとも思います。

私にとって縁がある人というのは間違いなく宝塚時代の同期です。同期はどんなに長い間会っていなくても直接会えていなかったとしても親よりもお互いのことを理解しており、また街中でばったり会ったり急に連絡をとるようになったり会うことになったりと縁があるとしか言いようがないことも沢山起きています。同期の存在が私の中では良い意味で当たり前となっていて同期を通して成長し学んだことは沢山あり、宝塚に入って得られた宝物の1つだと思っています。

縁には2種類ある?必要な縁と不要な縁

しかし退団し世間に出てから人間関係に疲れ、疑心暗鬼になって一人で閉じこもった経験があります。そんな経験を経て言えることは、自分にとって必要な縁は必ずどこかで繋がっているということです。また薄い短い縁というのはとても簡単にあっけなく切れてしまうことも知りました。

自分が心を許していた人に嘘をつかれ傷つけられるような目に遭い距離を置いていたら、そんな縁はあっさりと簡単に切れました。

当時は孤独に一人きりで閉じこもっていると思い込んでいた私ですが、それでもそんな私を心配し見守ってくれていた存在がいました。

このように縁というのは不思議で、現実にはその時の自分の心のあり方が全て反映されていますがそんな中でも自分にとって大事な縁というのは『現実がどうであろうとしっかりと細く長くでもつながっている』と思います。

もし喧嘩したりお互いの勘違いで仲違いしていたとしても時がきてまた再会したり関係が復活することもあります。それも必要な縁なのだと思います。

しかし簡単に切れてしまうような縁も皮肉ですがその時の自分にとって必要な短い縁なのだと思います。そのことを通して自分を見直すべきタイミングであると気づかせるために必要な縁とも言えるのです。悩んでいる当初は私は縁には必要な縁と不要な縁があると思っていましたが、どんな縁でもこのように自分にとって必要なものなのだと思います。

縁だと勘違いしているもの

縁というのは自分で繋ぎ止めたりしがみつくようなものではありません。あなたの人生にとって何かを得るために送られたギフトだと思えば良いと思います。

自ら必死に繋ぎ止めたりしがみつかなければならないものはそもそも縁ではなく、そこに何かあなたの別の感情や考えが潜んでいる可能性が大いにあります。

例えば「この人とつながっておけば自分に何かしらのメリットがある」「自分にないものを持っている相手に依存しあたかも自分もそうであるかのように感じたくて一緒にいる」などです。それを縁だと思い込んでいる人も実は多いと思います。しかしそれは紛れもなくビジネス関係のようなものだったり、相手を隠れ蓑にして自分の足りないところに目を向けないようにしているだけというただの薄っぺらい関係だということです。

あなたがもし人間関係に疲れ切っているのなら『思い切って全ての関係を一度手放してみる事』を個人的にはオススメします。惰性で関わっていると感じるのなら距離を置いたり、自分から積極的に関わっていこうとしていたのならそれをやめてみる。わざわざ拒否したり連絡先をブロックしたり削除するという激しいことまではしなくても良いですが、自ら働きかけるようなことはしないでみてください。

そうしてあなたの手元に残った縁に注目してみてください。それはあなたに何かを気づかせたり与えてくれるものです。その時に短い縁ほどあっさりと切れていくとわかると思います。腐れ縁と言われるものもありますが、きっとその縁もあなたに何かを気づかせ与えてくれるものに違いありません。「腐れ縁」などと言い放たずに自分でしっかりと観察してみてください。相手を通して自分が何を感じるのか、そこにあなたを成長させるヒントや乗り越えるべき課題がきっと見つかります

不快に感じる関係というのはあなたの理想の人生において必要のないものです。あなたがどの人と関わるのかも自分で決めることができるからです。そんな中で自分の縁というのにも是非注目してみてください。交友関係が広ければ人生が豊かであるということは絶対にありません。あなたがその縁を通してどれだけ成長できるかが一番重要なのです。

どんなに現実が辛く生きづらくてお先真っ暗だと思っていても自分にとって縁があるものであれば必ず残ります。

人間関係に疲れたら勇気を持ってどんどん手放していってみてくださいね。

風羽 玲亜

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