私の実体験

自分の「愛」に気が付くこと

愛の反対とは

あなたは「愛」の反対を指す言葉はなんだと思いますか?

ご存じの方もいるかもしれませんが、無関心です。愛の反対は憎しみだと思っている方もいるかもしれません。過去の私もそう思っていた時がありました。

「愛の反対は憎悪ではない、無関心である。人間の最大の苦しみ、悲惨は、自分がすべての人に見棄てられている、自分はもうどうでもよい不要な存在なのだと感じさせられる、その絶望なのだ。人間が他者に対して無関心になるとき、その人こそ最悪の貧の人に堕すのだ。」

これはノーベル平和賞を受賞したマザー・テレサ氏が語った言葉です。

心が枯渇しているというのは愛がなくなってる状態です。

過去の私は心が枯渇し自分が何が好きで何がしたいのかもわからなくなってしまいました。つまり何に対しても無関心になってしまったのです。そしてマザーテレサが言うようにその時の私は「私を必要としてくれる人なんていない」「自分はどうでも良い人間なんだ」と思って自暴自棄になっていました。

自分を責めるという行為

あなたは自分に厳しい人ですか?そんな人は常に自分を追い込み、うまくいかないと自分を責めようとします。自分を責めることは良くないことですが、実はこれは自分に関心があり愛があるという証拠でもあるのです。

私も常に自分を追い込み、自分を責めていました。しかし自分の心が枯渇していくと責める気力もなくなっていき、ついには生きる希望も生きる楽しみも感じなくなるということを経験しました。それこそ本当の悲劇でした。

私は運よく復活し、今では信じられないほど自分らしく幸せな人生を送れていると胸を張って断言することができますが、あのままだったら今では取り返しのつかないようなことになっていたと思います。

何か自分に対しての感情が沸くというのは自分に関心があり、生きようとする力があるという証拠なのです。自分を責めることで追い詰められてそんな自分が嫌になる気持ちはとてもわかります。

しかしその行為が自分に愛がある証拠だと受け取ってみてください。

自分に愛があるからどうにかしたいのだなとその行為の意味を受け入れてみてください。そうするとそんな自分を認め、受け入れることができます。頑張り屋の自分なのだなとそんな自分を褒めてあげてください。

自分のために頑張ろうとする姿を決して否定する必要はないのです。それがあなたの自分への愛なのです。

自分を受け入れること

そうやって認めてあげると不思議なことに追い込むことはしても自分を責めることがなくなっていきます。ちょっと頑張りすぎているなと自分に上手にブレーキをかけたりコントロールができるようになります。そして頑張る自分に気が付くことで愛しさが顔を出してくると思います。

私も真面目すぎて不器用な自分が大嫌いでした。自分を追い込み、できない自分を責めて振り立たせることばかりしていました。しかし嫌いというのも興味がある証拠で、そんな自分だからどうにかしたいと自分のために頑張っていたのです。

そのことに気がつき、不器用ながらも必死にもがく自分を受け入れることができました。自分を嫌いだと思う気持ちも自然となくなり、不器用で頑張る自分を愛おしく思い、これからも一緒に頑張る一生のパートナーだと初めて自分自身と強い絆を結ぶことができました。

あなたは自分の中にある「愛」に気がついていますか?

他人にも自分にも何か感情が湧き起こるということは「愛」がある証拠です。

特に自分が嫌いだと思う人、自分を責める傾向にある人はぜひ自分の中の「愛」に気づいてあげてくださいね。

今とても苦しく辛い思いをしていても、全てのものに無関心で枯渇した心になってしまう方がよっぽど生き地獄です。私自身もあんな経験は2度としたくありませんし、あなたにもそうなってほしくありません。

痛みや苦しみ、悩みは必ずあなたの幸せに変えることができます。自分の愛にぜひ気がついてくださいね。

風羽 玲亜

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