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見習いたい人

私達は周りの人からの影響を受けやすい

環境が人に与える影響はとても大きいです。

性格や癖を矯正するのは難しいとされていますが、環境を変えるだけで人は行動が変わり意識が変わります。そうする事で自ずと考え方も変わります。

場所もそうですが、やはり一番影響されるのは人からだと思います。

あなたの周りには見習いたいと思う人はいますか?

憧れのロールモデルを探すのも良いですが、自分が成長出来る人を探すのもとても良いと思います。

自分が成長出来、人として見習いたい人を見つけると仕事面だけでなく、人生において深い学びになります。

仕事は出来るけど人を蹴落としてまで出世していたり、人望がないような人を見習いたいとは思わないでしょう。

色んなパターンの人間がいる

ではどういう人物がよいのか。   

例えばあなたや誰かが失敗したりハプニングが起きた時、周りの人たちがどういう対応をしているのかを見てみて下さい。

失敗した相手に対して頭ごなしに怒り狂う人、原因追求の為にずっと問い詰めてくる人、代わりに仕事を請おう人。色んな人がいると思います。

私はそんな中、相手のプライドや自尊心を傷つけずにきちんと叱ってくれる人に是非注目して欲しいと思います。

なぜかというと、やはり失敗というのは起こした本人が一番動揺しています。それなのに頭ごなしに怒鳴りつける人や追い討ちをかけるような事をしてしまっては、その人の中に「また失敗したらどうしよう」という強い恐怖心を植え付けてしまいます

問い詰めてくる人にも同じ事が言えます。たしかに原因が分からなければ再発に繋がります。しかし本人も目の前の事でいっぱいいっぱいであり、冷静に原因を考える余裕すらない場合が多いです。問い詰められてしまえば正直に話そうという気も起こりませんし、もしかしたら問い詰められた相手も逆上して身の潔白を証明しようと躍起になってしまったりと反発も起きてしまい、余計に事が大きくなってしまいます。

代わりに仕事を請負ってくれる人は、その場を対処する事をなによりも優先し、そんな姿は会社からもきっと評価されるでしょう。たしかに事が大きくならないように、まずはすぐにカバーすることは大事です。周りからも感謝され、一見とても良い行いだと感じます。しかし失敗した張本人は「申し訳ない」という気持ちが湧き上がったとしても、もっと他に学ばなければならない事に気がつく機会を奪われてしまっているのです。こういった行動をとる人は実は自分のことしか考えていない、自分の出世のチャンスばかり狙って計算高い人の傾向かもしれません。

見習いたい人とは

ピンチの時や思わぬハプニングの時ほど、人の本性が出ると思います。

ハプニングが起きた事で普段仕事が出来る人だと思っていたのに、上にあげたように冷静に対応するどころか自分の立場を案じたり、頭ごなしに叱りつける人もいるのです。

そんな時ほど、相手のコンプレックスを揶揄したり、これまでの事を絡めて叱りつけたり、人権を無視した発言をする人もいます。

そんな人に誰がなりたいと思うでしょうか。またそんな人の元では成長するどころか、復讐心が生まれたり嫌な感情に包まれ、益々嫌な事が引き寄せられてしまいます。

人を成長させる人というのは人を傷つけるような事をしません。ましてや教育しなければならない立場や職業であったとしても決して人権を無視するような、相手の自己重要感をえぐるような行動を取りません。

その人は相手のプライドや自尊心を傷つけずに自己重要感を満たしてあげた上でさりげなく注意をします。そうすると相手は感動し、自分の非を素直に認めるようになり、自分で改善点を見つけて努力するようになります。

人というのは誰かから言われてするよりも自発的な行為の方が何倍もやる気が出て、得られる物も成長も段違いだと思います。自ら間違いに気づいて改善しようとしなければ、人は成長もせず変われないのです。

あなたの周りにいる人を是非観察してみてください。今日上げたような人がいたら是非その人をお手本にしたり、関わりを持つようにすると良いと思います。

そしてそんな人を通して自分もそのような人になる事を是非目標にしてみてくださいね。

風羽 玲亜

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