私の実体験

違和感を見逃さない

自分の違和感に気がついていますか

私たちには本来自分の身を危険から守る力を身につけています。

それが不安というネガティブな感情だったり、ザワザワとした違和感や直感なのだと思います。

あなたは常日頃から自分の感情に素直に従っていますか?何か違和感を感じているのに見過ごしてはいませんか?

私たち人間は大人になればなるほど自分の価値観や判断軸が強固になり、いわゆる「頑固」になりやすいと言われています。ですが自分の受け入れる枠が大きくなった人は柔軟に人の意見を聞いたりうまく受け流せるようになっていきます。

この違いは何かというと自分で自分の気持ちや感情を日頃から理解できているかどうかだと思います。

自分の感情や本当の気持ちが理解できていないとすぐに相手の意見に反発したり、相手の意見を捻じ曲げようとします。常に自分の気持ちと向き合えている人は「相手は相手、自分は自分」としっかり線を引いて考えることが出来、余計な感情や思い込みにも左右されないからです。

しかし大半の人が気がつかないうちに凝り固まってしまった自分の信念や思い込みに自ら苦しめられているように感じます。だから生きづらく幸せだと思えずに悩み苦しむ人が増え続けているのだと思います。

あなたは常に自分の意見や感情に気がついていますか?周りに合わせたり人の顔色ばかりを窺って自分の感情を押し殺して生きていませんか?

日本人は特に空気を読むことが暗黙の了解だと思い込んでいるように思います。

もちろん自分の意見を相手に無理やり押し付けて従わせる、気に入らなければ大騒ぎをして自分の意見を通そうとしたり周りに迷惑をかけてでも自分の意見を曲げないというような自己中心的な行動は人として論外です。

それは協調性のかけらもなく、ただ単に自分の意見を押し付けるエゴイストです。それではいつしか人は離れていき、孤独で寂しい人生となってしまいます。

相手への違和感の正体

あなたにも感情や考えがあるように相手にも感情や考えがあります。私たちにはお互いの意見や感情を伝え合える「言語」という素晴らしい能力があるのですから、あなたもきちんと自分の意見や考えを伝えお互いに理解しあうことがとても大事なのです。

そうすることで折衷案を考えてみたり、相手を納得させられるような内容を伝えてどちらかの意見を通すなどいくらでも方法はありますし、その方がお互いわだかまりもなく素晴らしい化学反応が生まれさらに良い案が出ることもあるのです。

そこにはお互いへの配慮はもちろん必要です。あなたが高圧的な態度をとってしまえば相手は萎縮して気持ちや意見を伝えたくても素直に話すことは出来ません。人にされて嫌なことはしないというのは当たり前のことです。

いつも相手の事を悪く言う人というのは実はその人が不憫なのではなく、実は自分自身の態度や行いに気がついていない場合が多いのです。

あの人はいつも無愛想で感じが悪い、挨拶をしてこない、言い回しがきつい等と言っていたらその人自身をよく観察してみてください。

実は相手ではなくその人自身がムスッとした表情で相手を睨みつけていたり、偉そうにしていたり、話し方がキツかったりするのです。

そう言っている人は自分の事が見えていない人なのです。違和感を感じているのにそれが相手だけのせいだと思い込んでしまっているのです。

このように相手に対するネガティブな感情を抱くというような違和感も実は色んなところで発動しているのです。

その時は相手だけではなく、是非自分自身を振り返り見つめ直してみてください

違和感に敏感になる

自分の感情や気持ちに素直な人はこの違和感に敏感に反応できるので、自ら不幸な道を選びません。

常に自分に素直な人は自分を理解できているので身の危険もすぐに察することができ、ややこしい人間関係に巻き込まれることも未然に防ぐことが出来ます。

自分の感情や考えに気がつけていない人は空気を読んで本当は嫌なのにその関係をズルズル続けてしまって結局酷い目にあったり、自分の感情を見失い人生も路頭に迷うということになってしまうのです。もしくは平気で人に迷惑をかけているのに気がつかずにそれを相手のせいばかりにしたりと、自ら不幸になる選択をしてしまうという悪循環でしかないのです。

忙しい毎日を過ごしていると自分の感情に意識を向けることはなかなか出来ません。習慣づけなければ簡単に私たちは無理をして頑張ろうとしてしまうのです。しかしそれでは結局いつまで経っても幸せにはなれないのです。

自分の心の動きに敏感になってみてください。これは生きている中で常に意識すべきことだと思います。

最初は慣れないかもしれませんが、根気強く自分と向き合い、自分の気持ちを優先して行動するよう心がけてみてください。

オススメの習慣

過去の私のように自分に嘘をついて無理し続けてきた人ほど、なかなか自分の気持ちに敏感になるというのは身につかないかもしれません。しかし騙されたと思って習慣づくまで意識をしてみてください。その為にも毎日自分の気持ちをノートに書いていく事をしてみて欲しいです。

ただ頭に浮かんだものをひたすら書くということをしてみてください。書き出した文字を見ていくと今の自分が何を感じ、何を信じているのか。何が気になり何が悩みなのかどんどん紐解かれていきます。

中にはそんな事を思っていたなんてとびっくりするような言葉が出てくるかもしれません。そんな自分にショックを受けるかもしれません。

しかしそれでもあなたはあなたなのです。そこには否定も肯定もありません。ただ自分がそう思っていたんだ、そう感じていたんだという事を知るだけで良いのです。それが自分の気持ちと感情に素直になるという事です。

あなたはこれほど自分を知る作業をしてきましたか?これを習慣づけるとすぐに自分の望む選択が出来ますし、望まない道に進むことも周りに振り回されることもなく心穏やかに生きやすい人生を手にすることが出来ます。

私もこれまで何冊ノートを書いてきたかわかりません。しかしそういった地道な作業を繰り返していくことで今までほったらかしてきた自分自身に向き合う時間となり、それが習慣になり、ありのままの自分を取り戻すことが出来ました。そこからは人生が思う以上に好転し、とても生きやすく毎日とても楽しく過ごすことが出来ています。

どうか自分をほったからしにしないで欲しいです。自分の気持ちを無視せず違和感に気がついてあげてください。

あなたが自分の感情に向き合い、ありのままの自分になる事が生きやすくて幸せな人生を手に出来る方法なのだと思います。

風羽 玲亜

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