土の時代から風の時代へ
苦労や我慢を美徳としていた土の時代が終わり、今は軽やかに進む風の時代だと言われています。古いものから新しいものへ、新しい風をどんどん起こしていく多様性に満ちた時代です。
多様性の意味は「いろいろな種類や傾向のものがあること。変化に富むこと」を指します。ダイバーシティとも言われていますね。
人生を変えたければこれまでの自分の枠を破り新しいものをどんどん取り入れることで、自分の中で化学反応が起こすことが出来るので望む以上の変貌を遂げることができるのだと思います。
「人生何が起きるかわからない」と言われますが、本当にその通りだと思います。
今はスマートフォンを持つことが当たり前になりましたが、昔はそんな便利なものはなかったのです。このようにスマートフォンが無いのが当たり前の時代から誰もが一台は所持している時代に変わっているのです。このように今常識だと思われていることも数年後にはガラッと変わってしまうことも大いにあり得るのです。
このように時代が進化しているのに、いつまでも自分の価値観や思い込み、潜在意識に刷り込まれているものが変わらなければ時代に置いていかれるだけでなく、自分の望む未来も叶わずに何もせずに人生を最期を迎えてしまうことになるのです。
多様性の時代に生き残れる人とは
今は便利だからこそ昔よりも可能性がより広がりました。会社に属する働き方からどんどん個人事業主やフリーランスとして働いたり、副業も当たり前になりました。通勤せずにフルリモートで働く人も増え、ワーケーションをしたり好きなホテルに泊まりながら仕事をする人もいます。
時間や場所に縛られないような自由な働き方がどんどん増えてきました。このように生き方にも多様性がどんどん広がっているのです。
大人になるにつれて自分の経験値からどんどん自分の価値観や判断軸がつくられていきます。価値観が凝り固まっている人を「筋が通っている人」だと受け取る人もいますが、裏を返せば「柔軟性がなく頑固になってしまっている人」なので自らの首を占めてしまっている人の方が実は多いのではないでしょうか。
物事の多様性を受け入れ、自分も進化できる人がこの風の時代の波に乗れる人なのだと思います。
相手と自分の違いを受け入れないばかりか否定してばかりの人は時代に取り残され、そんな人からはどんどん人も離れていきます。
そのような人は結局自分の枠からはみ出す事ができないままなので成長もできないのです。人は変化を恐れるものです。潜在意識も恒常性機能と言って今の現状から変わることを危険だと判断するので変わることにストップをかけようとします。
しかし実はその人が変われない本当の理由は、心のどこかで本気で変わろうとしていないからなのです。
ありのままの自分で生きること
人生はこれまでのあなたの選択でできています。今の現状が悲惨で苦しく辛いものでそんな現実なんて選ぶ訳ないじゃないかと思ってしまうかもしれませんが、残念ながらその状態もあなたの選択によって作られたものなのです。
ケンブリッジ大学のバーバラ・サハキアン教授の研究によると、私たちは1日に最大で3万5000回の決断を下しているそうです。
そのほとんどが私たちの無意識下つまり潜在意識下で行われているものなのです。
本気で変わろうとしている人は人から何か言われる前にもうすでに動いています。そして常にそのことに意識を傾け四六時中そのことを考えているので、潜在意識下にもそれが繰り返し刷り込まれているので、望む状況をどんどん引き寄せることができるのです。自分の中での意識も変わるので引き寄せられるものもどんどん変わっていき、自分の人生をより豊かにする好循環を起こしていくとができるのです。
あなたは自分の心からの望みに気がついていますか?それに向かって本気で取り組んでいるでしょうか。
自分の心から望みを知る為にはいつもお伝えしている自分と徹底的に向かい合うことが必要です。何度も自問自答し掘り下げて、自分を誰よりも理解するのです。
そうすることで自分のまっすぐな思いに気が付く事ができ、ありのままの自分として生きることができるのです。
ありのままの自分というのは自分の軸がしっかりしているので誰に何を言われても惑わされることはありません。常に自分が望む選択をする事ができるのです。相手との違いを受け入れつつ良いものはどんどん選んで取り入れ自分の力に変え、今の多様性の時代に沿って生きる事が出来るのです。
幸せも多様性に満ちている
幸せになりたいと願う人はたくさんいます。しかしその幸せに自ら制限をかけてしまっている人は沢山いるように思います。例えば「人に良い情報を与えれば自分の幸せが減ってしまう」とか「良い事があったら次は悪い事が起きるのではないか」と思ってしまったり。このように幸せというものの枠を小さく捉えてしまったり今目の前にある幸せを否定してしまっている人が実は多いのではないでしょうか。
過去の私もそうでした。良いことがあっても素直に喜べずにいつも先の未来への不安ばかりを抱えていました。自らの幸せの事ばかりを考えてしまって自分の幸せを搾取されるのではないかと考えてしまっていた時もありました。また苦しい思いをしなければ簡単に人は幸せになんてなれないのだと本気で思い込んでいました。
幸せというのは無限です。奪い合うものでもなければどちらかが増えればどちらかが減るものでもありません。
そのような思い込みでは今の多様性の時代を生きることは難しいのです。人の数だけ夢も希望も幸せもあるのです。あなたの幸せが相手にはまることもないですし、逆も然りです。でもそれで良いのです。それほど幸せの形も多様性に富んでいるのです。
あなたは今の時代にあった自分に進化できていますか。自分の凝り固まった思い込みや潜在意識に囚われてしまっていませんか。
もしくは自分の生き方を否定してしまっていませんか。あなたは幸せになって良いのです。我慢し無理をしなければ手に入る幸せなどどこにもないのです。
無理や我慢を止め、幸せに対する思い込みや自分自身や周りに対する意識や思い込みを一度全て手放してみてください。
そうして残ったものが「ありのままの自分」なのです。
しがらみから逃れ「ありのままの自分」として生きることで、自然と多様性を受け入れることが出来、自由自在に思い通りの人生を作ることが出来るのだと思います。
風羽 玲亜
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