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自分主体で生きていますか

「自分主体」と「自己中心的」の違い

人生は自分が主体になっていないと、理想のものにすることはかなり難しいと思います。

しかしこの「自分を主体とすること」を、自分のことだけを考えて生きることだとまるで自己中心的になることだと勘違いをしている人もいると思います。

そうではありません。

自分が主体ではないとどうなるかを考えてもらえると分かりやすいと思います。

自分の心がまず満たされていないと、ずっと満たされない人生が続きます。自分が満たされずにいる状態では誰も助けることすらできません。

自分の軸がしっかりしていないと自分の望む選択ができずにいるので望まない人生になってしまいます。自分で自分の選択ができないと誰かの指示でしか生きられなくなってしまいます。

自分が主体となって進もうとしないと誰かがあなたの代わりに人生を進めてくれるわけではありません。そうなればいつまで経っても自分も成長せずに人生も変わらずに望む人生など夢のまた夢となってしまいます。

「自分主体」と「孤独」の違い

また、自分主体で生きるということは周りを一切シャットアウトしたり孤独に自分一人だけで生きていくことでもありません

確かに悩みのほとんどは人間関係の悩みであると言われているので、人間関係を断ち切れば悩むことはなくなるのかもしれません。しかし人が生きる上で人間関係を一切断ち切って生きることは不可能ですし、ハーバード大学での研究でも明らかになっていますが幸せな人生には温かな人間関係は必要だと言われています。

昔から人間は自分の何倍も大きな獲物を狩る為に、仲間と共に行動し獲物を得ていました。自分だけでは困難なことも人と協力することで生き延びることができたのです。このように人間は古来から他人と関わることで人生を豊かにすることができていたということです。

ですので人間関係というのは切っても切れないものであり、私達が生きる上でとても必要なことです。

そしてその人間関係においても自分主体でいることはとても大切です。

人間関係における「自分主体の考え方」とは

あなたは人から何かをされた時や何か人が絡む問題が起きた時に、その状況をどう捉える傾向がありますか。

相手との関係性にもよりますが、相手を責めたり相手が悪いと思って怒り出しますか?自分が悪くない理由を探そうとしますか?それとも自分にも過失があったかもしれないと冷静に自分を振り返ることをしますか?

この時に自分主体で考えられない人は相手を責め、原因が相手にあると決めつけてしまう傾向にあるでしょう。相手も反省はするかもしれませんが、あなたからすればずっと気持ちはモヤモヤとし、相手に対する印象はどんどん悪くなり今後の関係にもヒビが入るかもしれません。

また、自己中心的な考えを持っている人も自分のことだけしか考えないので、いかに自分が悪くないかを証明しようとして、結果相手を悪者にしてお互いの間には険悪な空気が流れることになるでしょう。

そうなってしまった時点で相手との人間関係は崩れ、縁を切ることになってしまう可能性も出てきてしまうのです。

しかし自分主体で考えられる人は、この出来事に対して自分にも何か問題はなかったかと振り返りをしたり、出来事を自分ごとのように受け止めて相手や出来事を通して自分にとっての学びや気づきを見つけて自分を成長させる為の材料にできるのです。

主体的に考えられる人はこのように相手への個人的な感情を持つのではなく自分を主体として物事を受け止めることが出来るのです。結果相手との関係が拗れたりすることもなく、経験を自分の力にすることができるのです。またそのことを通して更に相手と深い関係を築くこともできるかもしれないのです。

主体的に考えられているのかどうかで、人間関係もこのように大きく結果が変わってしまうのです。

自分主体の生き方

主体性がないというのは人から見れば温和で優しい人のように映るかもしれません。しかし人生の舵取りをあなたがしない限りは人生はあなたの望む道に進むことはありません。自分の意見をごり押しするのもよくありませんが、自分の意思や意見を相手に伝えないということも生きることに対して怠慢であることと同じです。

男女の会話でもよく言われることですが、例えば夕食は何を食べたいか聞かれた時に「なんでもいいよ」と答えるのは失礼にあたると言われています。

これは相手への配慮だと勘違いしている人も多いようですが、二人で一緒に時間を共有することなのに、結局相手任せにしてしまっていることになるのです。これではそう言われた相手はあなたに対して協調性や協力体制がないと感じ、関係性にもヒビが入りかねないのです。

またその背景には日本古来の一歩下がっている控えめな姿が良いという考えがまだあるのかもしれません。はたまた自己主張が悪いことだと思い込んでいるのかもしれません。

ですが、より良い関係を築くために私たち人間には「話す」いう能力が備わっています。深い関係を築くためにも積極的にお互いの意見や考えを聞きながらたくさん話をすることはとても大切なことです。

その時にも相手の言いなりになるばかりでもなく自分の意見を押し付けるばかりでもなく、より良い方向を見つけていく作業がとても重要なのです。

ただそこで日頃から自分主体で物事を考えられない人というのは自分の意見を言えなかったり自分でも自分の考えが分からなかったり、または自己中心的な角度でしか発言ができないので余計に事態が拗れてしまうことになるのです。そうすれば大切な人間関係をあっという間に断ち切ってしまうことになるのです。

あなたは自分主体で生きていますか?

周りに任せきりだったり、周りの言いなりになってしまっていませんか。または見当違いな自己主張ばかりして、結果人間関係に悩んでしまっていませんか。

自分主体で生きている人は誰も傷つけませんし、より良い人間関係を構築し望む人生を自分の手で掴むことができる人です。

あなたも自分主体となって理想的な人間関係と理想の人生を手に入れてくださいね。

風羽 玲亜

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