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反発が起きる原因

反発が起きる時

何か物事が起きて自分の中で怒りや悲しみ、苛立ちを感じたり、人との接触によってモヤモヤしたりざわざわしたり、物質的な衝突ではなくても自分の気持ちが穏やかではいられない状況、つまり反発が起きた時というのは誰しも一度は経験があるのではないでしょうか。

中にはそれがトラウマとなってしまったりその記憶がいつまでもあなたの中にシコリとして残って思うように動けなくなっていたり、やたらと敏感になってしまった人もいるかもしれません。

確かに果敢な年齢やホルモンバランスが崩れている時などは気が立っていたり物事に対して必要以上に敏感になっていまう時もあります。

ですがこれが定期的もしくは頻繁に起きてしまっている人は根本の原因に気がつけていないからだと思います。

確かに自分の思い通りに物事が進まないとイライラしますし、傷つくようなことが起きれば誰だって落ち込んだり嫌な気分になります。ですがいつまでもその事をひきづり必要以上に敏感になる人とそんな事もあったねくらいで済む人の何が違うのでしょうか。

違いは何か

性格でしょうか。育った環境や親の影響でしょうか。立場や年齢でしょうか。

確かに年齢を経れば色んな経験によって精神が鍛えられ、器も広くなりちょっとの事では動じなくなる事もありますし色んな状況に慣れてくることもあります。

しかし同じ年齢でもいつまでもひきづっている人もいます。その違いはなんなのか。

これは私は自分の核の部分を信頼し繋がれているかどうか、そして物事をやたらと分断させようとしていないかだと思います。

例えば人から言われたことに対してモヤモヤしたり言い返そうとしたり反応してしまうのは、内心言われたことが図星である場合がほとんどです。

自分ではそう思っていないと口ではいってもどこかで不安や心配をしているのです。それを言い当てられたことで認めたくない自分が出てくるから反応してしまうのです。

「あなたは変わっているね」と言われたらあなたはどう思いますか?人によっては「どういう意味!?」と目くじらを立てて怒り出す人、あなたも人のことは言えないじゃないかと突っかかったり、はたまたよくそう言われるから悩んでいるという人もいます。

ですが「変わっている」というのは何を基準にして変わっているのか、何を普通として私に違いがあると言い切れるのかと逆に聞いてみると良いかもしれません。相手はもしかしたら普通がこうだから、私の周りはこうだからなどと懇切丁寧に説明してあなたを納得させようとするかもしれません。

ですがよく考えてみてください。むしろみんな見た目が違うようにみんな違うのが当たり前です。みんなと同じであることの方が異常であるはずなのに、なぜか私たちはどこかでカテゴリを作ったり線引きをする傾向があるのです。あなたの中にもこうした差別化したり線引きする傾向が強いから相手の発言に反応してしまっていた。または自分を信頼せずに自分も含めて人や物事を白黒つけようと差別化しているからだと思います。

枠に捉われている現代人

これは結局人種差別をするような人間と近い感覚を持ってしまっていることにも気がついていないのだと思います。批判する意味で言っていないかもしれませんが、無意識に差別化しようとする癖が身についてしまっているのです。

言語や見た目、性別や生まれが違うのが人間ですし、どの民族が優秀でどの人種が無能なのか本来は誰も線引きなどできないのです。人間に限らず物事においてもそうです。犯罪や殺人は論外ですが、それ以外の事というのは冷静な目で見なければ真実は見えてはこないのです。

色んなことに対して敏感になってしまう人も心のどこかで自分の解釈やこだわり、思い込みによって色んな線引きをして差別化しすぎているから気になって反応してしまうのだと思います。

神経質な人、完璧主義者の人もそうです。そんなに区切ったところでその判断はあなたの中でしか成立しないことですし、結局そのことで自分を縛り付けて制限をかけ生きづらい人生にしてしまっているのです。

あなたが気にしている事、引きずってしまっている事はあなたのこれからの人生で役立つ事でしょうか。それは自分も含めて誰かが幸せになれる事でしょうか。その事であなたには何のメリットがあるのでしょうか。

物事の真実を見極めずに線引きすることであなたの中で固定概念や決めつけが起こり、あなたはその制限の中でしか生きられなくなってしまうのです。

本来私たちは自由です。自分の人生を生きるにあたり無限の可能性があり、誰かの許可や許しも必要ないのです。つまり枠というのはそもそも存在していないのです。それなのに自分にも周りにも囲いや枠を作って小さなカテゴリをいくつも作り、それが増えれば増えるほどそれらに自分が振り回されてしまっているのです。

終わりに

あなたも無意識に制限をかけて物事や人に対して不要な線引きをしてしまっていませんか。何でもかんでも分断して考えたり、捉えようとしてしまっていませんか。

もちろん人には自分に合う人合わない人、必要な人とそうでない人がいます。それはただ関わりを持つか持たないかだけであって、いつまでも相手に対して何か思うことをひきづる必要もありませんし、その人自体を全否定する理由にもならないのです。

自分を信頼していれば人と自分は違うこともわかりますし、自分を尊重し相手も尊重することができます。変にカテゴリ分けや線引きをしようとはしないですし、それぞれのあり方を受け入れることもできるのです。

自分を信頼できずに自分と繋がれていない人は自分も他人も疑っています。ですので自分にも否定的ですし人にも否定的です。さらに線引きや差別化する傾向が強ければ生きづらく否定的な世界が広がるのです。

あなたは自分の核を信頼し、繋がれていますか。やたら線引きし差別化してしまっていませんか。

物事はとてもシンプルです。本来は何の垣根もなく自由に広がる世界なのに、生きづらく色んなことに振り回されているのはあなたの中に原因があるのです。

シンプリストの視点と思考を持って物事の真実に気がついてくださいね、180度生きる世界を変わるのを感じると思いますよ。

風羽 玲亜

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