相談の落とし穴
よく恋愛中や婚活中の人たちの中で行われる会話の一つに「この人どう思う？」というフレーズがあります。あなたも誰かにそう聞いたり相談されたことはあるかもしれません。
この誰かに聞きたくなる気持ちはものすごくよくわかります。相談した人は自分の人を見る目に自信がないのと辛い思いをしたくない、不安な気持ちから第３者に対して相談をしているのだと思うのですが、この相談する事について今一度考えて欲しいことがあります。
もしあなたがその人と付き合うようになったり結婚することになった時、その人との間で何か悩み事が出てきた時にも、ずっと誰かに相談し続けるつもりなのでしょうか？
色んな悩みを二人で乗り越えるから二人の絆が深まるのではないのでしょうか。
どう思うかと聞かれた側が付き合ったり結婚するのではありません。あなたとその人が付き合ったり結婚するのです。聞かれた相手もあなたの為を思って色々世話を焼いたり、色んなアドバイスをしてくれると思います、しかしその人の価値観や経験、好みというフィルターがかかるので、本当にあなたの求める相手なのかというのはその人に完璧にわかるはずはないのです。
実際にその人と付き合った経験もないわけですから、あなたがどう感じ、どう思うかが大事なのです。
あと大抵の場合、この人どう思う？と聞いてくる時点でその聞いてきた人の気持ちはほぼ固まっています笑。だからこそ背中を押してほしいのか、反対してほしいのかはわかりませんが、相談する側は基本話を聞いてもらい自分の意見に賛同してほしいケースが多いです。自分の心にまだ決心がついていない、自信がないという理由だからです。
結論、そのような相談の裏には自分の決断に対して多かれ少なかれ自信のなさがあるのです。
まず自分の心の声を聞く
あなたがまずすべき事は他人の意見を聞く事ではなく、自分の声をもっと聞くことと自分の決断に自信をつけることです。その為に自分の心の声に敏感である事、自分の意見を自分で尊重できる自分になることが先なのです。そうでなければずっと不安に思い自分の気持ちを疑っているので、その相手が本当はとても相性が良くあなたにとってベストパートナーだったとしても相手の愛を疑ったり試したり、相手の愛を素直に受け取ることが出来ないのでうまくいきようがありません。あなたは本当の相手の良さを知ることすら出来ないのです。
親身になってくれる第３者の意見はあくまでその人の主観です。その人は悪意なく責任なく感じた事をいうのです。だからその意見を鵜呑みにしてしまう人も要注意です。とりあえず付き合ってみたらなどというかもしれません。しかしもし酷い目にあったとしても経験するのはその第３者ではなくあなた自身です。そこにはアドバイスした人には何の責任もないのです。もしその第３者が当事者だった場合でもその人にとっては嫌な気持ちよりもとりあえず付き合えたからいいかと感じるくらいの出来事なのかもしれません。しかしあなたにとっては何十倍も傷ついたり立ち直れないほどのショックを感じることになるかもしれないのです。
自分の心が知っている
自分の心に忠実になると自分にとって良い人、良いもの、良い環境というように自分で良い選択が出来るようになります。その選択に自分自身も納得が出来、自分の気持ちに自信が持てるようになるのです。
そのことで人間関係だけではなく仕事も含め色んなことが好転していき、自分の生きやすい理想の人生になります。自分の心の声がわからないのではもちろん相手にも自分を理解してもらえないし、自分の理想の人生にするのも残念ながら不可能なのです。自分の心の声を大切にできていないのに、相手と友好な関係を築けるわけもありません。。
自分の心を聞くことが出来なければ私は宝塚にも入っていませんでしたし、今こうして幸せな人生を味わうこともできなかったと思います。自分の心の声を聞く、自分の心の状態を知り、自分で心を満たすことが人生を満たし豊かにできることを知りました。
というのは自分の心に素直になると関わる人も素直に心を打ち明けてくれますし、自分が一緒にいたい人やいたい環境も自分で選ぶことができると気づくので、自分の見えている世界を望む世界に変えていくことができるのです。
私も自分に厳しすぎるのと自分の心の声を無視してしまっていた時は誰かと心を通い合わせるようなこともできず孤独を感じ、周りの人の好意を素直に受け取ることすら出来ていませんでした。どこか偽りの自分でいたように感じます。自分で殻に閉じこもることを無意識にしてしまっているので常にどこか虚無感や寂しさを感じ、人を心から信じることもできていなかったと思います。だから周りもたとえ好意を持っていたとしても私に関わろうとしなかったり自分を傷つけるような人がいるコミュニティに自ら無意識に属してしまっていました。
理想の人生の構築
人生を好転させることは誰にでも出来ますが、その為の行動は自分でするしか方法はありません。また人は人生という大きな枠組みの中に仕事や人間関係があるはずなのに、とても小さな視野で小さな世界観で物事を考え、時間を使ってしまっていると感じます。
何かを手に入れる為には何かを犠牲にしなければならない、仕事とプライベートどちらかがうまくいけばどちらかがうまくいかないと考えている時点でその二つの小さな枠組みでしか考えおらず、その狭い視野のまま行動しているからうまくいかないのです。
私たちが注目するのは人生という大きな枠組みの方です。どういう人生にしたいのか、その枠組みにはまるように物事を考えていくから理想の人生になるのです。その為には自分の心が求める幸せな人生とは何かを知る。答えは周りの人から教えてもらうのではなく自分の心にあります。だからこそ自分を見つめ自分の心の状態を知り、常に心を穏やかに満たしておくことが必要なのです。
仲がよく信頼できて何でも相談できる友人や知り合いがいる事は素晴らしいです。温かな人間関係は必ず幸せな人生に必要な事です。しかし第３者に意見を聞いた方が良いのかもまず自分でしっかり選別できるようになるのが一番大事であると思います。
恋愛も結婚も自分を成長させ、あなたの人生を色濃く充実させる１つの要素です。だからこそ他人の意見よりもあなた自身が人生をどうしたいのかという目線で考えて欲しいのです。
心の声を聞き、本来の自分になると人生が好転していきます。もちろん仕事や人間関係も好転します。それは自分の本当に望むことを自分で理解でき自分を大切にできるので、自分を傷つけたり自分の望まない相手やものだとはっきりと自分で気づけるようになるからです。自分は何を大切にしていきたいのかも分かってきます。
そうすると例えば２つの選択でどちらかにするかずっと悩んでいた場合、決め切れないということは自分と向き合えていない証拠かどちらとも自分にとってはいらないものかのどちらかという事です。このように物事はとてもシンプルです。
このようにシンプリストの『シンプルな視点とシンプルな思考になる』だけで悩みが起きてもスルスルと解決されることがほとんどです。そうなるとあなたは人生で悩む時間を少なくでき、楽しむ時間を沢山増やすことが出来ます。なのでとても楽しく理想の人生にすることが出来るのです。
是非心を満たし、このブログを毎日読んでシンプリストのマインドを手に入れて欲しいと思います。これまで悩んでいたのは何だったのだと拍子抜けするほど人生はシンプルな事で成り立っていると気が付くと思います。
風羽 玲亜
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