人の特徴
自分を知る大切さをいつもお伝えしていますが、どうしても自分のコンプレックス(=劣等感)や嫌なところが目につき、そんな自分が嫌でなかなか自分と向き合えないと感じる方もいると思います。時に日本人に多い特徴とも言われていますが、ないもの、足りないところに意識が生きやすく、何かに挑戦するときも出来ることより出来ないことに注目する傾向が強いと言われています。
『私たち人間は変化を恐れます』
変わっていく自分に不安を抱くことでなかなか自分と向き合う事に抵抗を感じるという人もいますが、それは変わっている証拠であるので全く問題はありません。変わりつつある自分であるのだと感じる事をし続けていってください。人間には「恒常性機能」と言っていわば「生命維持装置のようなもの」を持っています。
同じ所つまり今の安定しているところを安全であると判断し、何か変化をしようとすると変わらないように働く機能のことです。これは良い変化でも悪い変化でも起きることで、今の安定から変わることであればそこにブレーキがかかるそうです。なので何か変わろう、変えようとするときにザワザワするのも自然のことなのです。
コンプレックス
とにかく向き合おうとすると自分のコンプレックスが目につくという場合も同じです。今は変化をしようとして模索している途中です。より自分で自分を知ろうとしている最中です。
ですのでもしコンプレックスが出てきたとしても、決してそれは否定するものでもなければ悲観するべきものでもないのです。それはあなたの個性の一部あなた自身の一部だたそれだけのことです。
良い点も悪い点も含めてあなたですし、そもそも何を基準に悪いとなるのでしょうか?
『コンプレックスという名をつけるのではなく、その点もあなたの一部です』
あなたは、それを良い点と同じようにそれを受け止めて自分の為にどう活かすかを考え行動すれば良いのです。
あなたが嫌だと思う点が相手から好印象に取られることはたくさんありますし、羨ましいとすら感じられるケースもあります。完璧な人はいません。
もし完璧に見える人がいるのでしたら、その人は自分の事を良い悪いという判断はせずに個性を含めての自分を活かし、本来の自分らしく生きているからでしょう。
そもそもそれがコンプレックスだと誰が決めているのでしょうか?
紛れもなくあなたではないでしょうか?
あなたが決める
であればそのコンプレックスを「コンプレックス」ではなく「自分の良い点」だと自分で決め直せば良いのです。
劣等感を感じやすい、ネガティブ思考が嫌で直したいと悩む方にも同じことが言えます。
劣等感もネガティブな思考も自分のためにどう使うかを考え、そして決めれば良いのです。直すという概念ではなく良い点も悪い点も全てそれを自分のためにどう扱うか、そこには良い悪いという視点はなく、個性を含めた自分でどう人生を切り拓くかを決めればよいだけです。
誰が良い悪いと決めているのか、そう、自分を苦しめているのはあなた自身です。
悪いことが起きた時も自分の価値のように受け取る方がいますが、そういう方は良いことが起きた時も同じように自分の価値として捉えていますでしょうか?なぜか悪いことに限って自分の価値のように捉えていませんか?残念ながらそれも自分で勝手に決めているだけです。
このようにあなたの価値は自分で決められます。
あなたは誰でもない唯一無二のあなたです。
他人は価値を決めれないし、周りの出来事があなたの価値でもありません。
『自分の個性をいかに活用するかで初めてそこに真のあなたの価値が生まれるのです』
決めて行動する
自分をどう活かすか、それは自分自身で行動するしかありません。
あなたが自分で決めて自分で行動しないと現実は何も変わりません。
その根底には自分を知り自分を受け入れて自分を信頼する。そのようにしっかりと自分自身とのパートナーシップを強固にする事が大事です。
あなたは自分自身をどう活かしますか?
自分のコンプレックスを嘆き悲しむ暇があるのなら、まずあなたのすべきことはコンプレックスだと思い込んでいる自分を手放してください。そして『自分自身をどう活かすかを考え自分の人生をどうしたいのか決めること』が先です。
すべきことをしていないと人生は一向に変わりません。残念ながらあなたがいくら落ち込んでも泣いても悲しんでも恨んでも何も人生は変わりません。ならばその時間をもっと有効的に使ってください。そうしているうちに嘆く暇もないくらいにあなたがするべき事がどんどん見えてくると思います。
その「行動」があなたをより素晴らしいあなたを実現させると思います。
風羽 玲亜
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