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自分に素直になること

生まれた時は皆素直だった

私たちは生まれたての赤ちゃんの頃は、欲望のまま自分の感情のままに生きていました。この頃にはまだ細かい感情は造られていないと言われていますが、心地よいものかそうではないかという判断はできているそうです。

つまり自分にとって快か不快かで判断し、まさに自分の感情に蓋をすることなくありのままに自分で生きている状態です。子供の頃は経験したことがないものばかりでも果敢に挑戦しています。立ったこともないのに立とうとしたり、言葉を発したこともないの大人たちや周りの言葉を聞いて言葉を話そうとします。

まずやってみる、興味のままに突き進み行動していると言えます。

しかし私たちは大人になるにつれ、知識と経験を子供のころより身につけている分、逆にできない理由を探し、挑戦することやリスクを避けて生きようとしています。

忙しさや周りの物事に振り回され、いつの間にか自分の本当にしたいことや心の声を聞けなくなってしまっているのです。

ありのままの自分を忘れていませんか

忙しい毎日や決まった生活を繰り返していると、本来の自分の意志や気持ちを確認することすらしなくなってしまいます。また大人になるにつれ、いつの間にか周りから言われてきたことが自分の信念のように刷り込まれ、誰かが敷いたレールの上を走ってしまっていることも少なくないと思います。

私自身も姉の真似をして生きていたのが当たり前の生活だったので、特にそこに違和感や不思議に思うこともなく、姉が歩んだ道の跡をついていき、自分の心からの意志で何かをしたり、挑戦するということは一切したことがありませんでした。

しかしそうなってしまうと、結局誰かの判断や誰かの信念で行動し生きていることになり、生きていく上で必ず道を見失ってしまうのです。

人生の舵取りをしていくのは自分です。ある程度の年齢までは親や大人たちから守られ生きていくことができますが、いつまでも誰かの支持を仰ぎながら生きていくことは不可能です。

人生は自分の足で歩き進んでいくものです。沢山の情報や人々や物事を経て自分なりに解釈したり学びながら後から築かれる価値観はありますが、どう生きるかというのはありのままの自分が求めるものです。

あなたは誰かの周りの意志や信念ではなく、ありのままの自分の意思で生きていますでしょうか

自分に素直でいる生き方

最初にお伝えした通り、私たちは「ありのままの自分」としてこの世に生まれてきます。オギャーと生まれ落ちた瞬間からひねくれた子というのはいません。そこから大人になっていくうちに色んな人や物事から刷り込まれていったものから信念や思い込み、価値観というものが作られていきます。

自分の感情や気持ちに正直に生きること、これがありのままの自分でいる秘訣です。

しかし大人になればなるほど自分の意見を飲み込んだり、我慢したり後回しにしたりということを重ね、自分の気持ちに上手に嘘がつけるようになってしまいます。それが当たり前となり、いつの間にか本当の自分の気持ち、ありのままの自分を見失ってしまうのです。

社交辞令というものをあなたの心にも身につけて、完全に本心を隠して生きてしまっていませんか?

ありのままの自分で生きることをあなたは出来ていますでしょうか。

頑張ることと無理することは全く違うこと

ここ一番の正念場であったり、生きている中で何かを掴むためには気合を入れたりいつもよりも頑張る時は誰しも必ずあると思います。成功を掴むためには必ず行動と努力は必須です。しかしここで頑張ることと無理することを履き違えている人は多々います。

特に真面目すぎる方や正義感の強い方はそうだと思いますが、体や心を病むまで使い倒して無理することは結果誰も幸せにはなりません。頑張ることは必要でもこのように無理することで得られるものはなく、むしろ失うものの代償はとてつもなく大きいのです。

過去の私は真面目すぎて無理することしか自分には出来ないと思っていました。なので無理することが自分の中では通常運転となっていた為、心身ともにボロボロになっていることにすら自分で気づくことができずに、ついには心を失いかけました。

私はとても思い込みが強く間違った信念で生きてしまった為、常に自分で自分を苦しめて生きていました。「幸せになりたい」「自信をつけたい」一心で生きていたのに、結果そのように生きてしまっていた為、その時の私は常にネガティブ感情を抱いていました。心身ともにすり減り、幸せだと感じる人生に変わることもなく、本当に辛い日々でした。無理することで幸せになることは絶対にないのだと身をもって知ることができました。

ありのままの自分で生きる

「心身に負担があっては幸せにはなれない」と知った私は心を満たし、自分を大切にすることで人生が変わることを知ることができました。そうすると自然に心に負荷がかかるようなことはしなくなるので自分のありのままの感情を受け止め、自分に素直に生きることができるようになりました

これまではどこかでしっかりした自分でいなければという謎の正義感に駆られ、人の好意を素直に受け取ることもできなければ頼ることも全くできませんでした。なんでも自分でやろうとし体を酷使することが当たり前となってしまっていました。しかしそんなことも一切止め、人の好意も素直に受け止め、無理せず頼れるところは頼り、人を信頼することができるようになりました。

そうすることでこれまで一人で生きていると思い込んでいた私の人生は一気に視界が広がり、とても楽しくて自分らしくありのままの私で生きていると実感します。

ありのままで生まれてきた私たちは当たり前に自分らしく生きやすい人生を歩めるのです。今自分にとって生きにくい人生と感じるのならば、今のあなたはありのままのあなたで生きていない証拠なのです。

あなたに制限をかけてしまっているのは紛れもなくあなた自身です。今のあなたからありのままの自分に戻るのも自分次第です。

そのためにもあなたは自分に素直に正直に生きていくべきなのです。あなたは自分の心の声が聞こえていますか。自分の感情に蓋をし無理をして生きていませんか。

誰よりも自分に正直に生きることで、あなたの生きやすい理想の人生はあっという間に実現することができますよ。

風羽 玲亜

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