私の実体験

人生を充実させる為に必要なこと

あなたが求める人生とは

あなたは人生に求めるのは安定ですか?それとも充実ですか?

安定した人生を望む人ももちろんいると思います。しかし今一度「安定した人生」というのをイメージしてみてください。

安定というのはもれなく「安心」という言葉がついてくると思います。

しかし誰の人生にも色んな出来事は起きますし、予測不可能なことはいくつも起きます。全てが起きる前から全てあなたの予想通りに起きるなんてありえない話です。

そんな中、安定という何の刺激も変化もない人生をあなたは本当に心から望んでいるでしょうか。

あなたが今とても多忙で一息つく暇もない位であるのなら、束の間の休息として安定したゆっくりとした時間を過ごしたいと望むかもしれません。

しかしそれが一生続くとなれば、いつしかその状況に飽きてしまい、生きる喜びも感じずにロボットのように感情を無にして生きていかなければならなくなるでしょう。

そんな人生は嫌だと大半の方が思うと思います。せっかくこの世に生まれたのだから人生を充実させ、生きる喜びを誰もが感じたいと望むと思います。

では人生を充実させるためにはどうすれば良いのか。

それはこれまでのしがらみ、思い込み、支配されてきたものを一切取り除き、自分の心から湧き上がる創造力に従って生きることだと思います。

それは例えていうのなら、これからの人生というあなたの前に立ちはだかる真っ白なキャンバスに衝動のままに感じるままに色んな絵の具を使い、全身を使って描いていく作業のようなものです。

誰もが無限の創造力を持って生まれてきた

私たちが最も創造力に富んでいたのは子供の頃と言われています。

子供は自由に思いつくまま、好奇心のままに気になったものに興味を示し、探究心のままにあらゆることに挑戦します。

そんな行動に大人たちが制限をかけ始め、学校や会社によって世論や論理を教え込まれ、いつの間にか恵まれた独創性に蓋をしてしまうのです。子供の創造性は無限です。なぜなら縛られる概念が何もないからです。全てのことに「なぜだろう」と関心を寄せ、自分で体験し色んな角度で色んな発見を自らしています。

人は自分の想像できる範囲でのビジョンしか達成できないと言われています。それは無意識に自分で自分の創造力や探究心や行動にストップをかけ、予想できる範囲でしか実現させなくなってしまうからです。

将来の夢が見つからずにいる若者が増えているのも、このように創造力がどんどん薄まってしまったことが原因であるように思います。大人になるにつれ、いつの間にか自分で制限をかけたイメージしかできなくなっているのです。

フロイトも「子供のキラキラ輝く知性と平均的な大人の衰退した知性には悲しいほどの違いがある」と言っています。ニーチェも「全ての真の人間の中には、遊びたがっている子供が隠されている」といっています。

アインシュタインは「創造力が知識よりも重要である」と言っています。これは問題解決のための創造力にとって、素晴らしい知識は最大の障害になってしまうと言っているのです。なぜなら先ほども言ったようにまだ知識のない子供は縛られるものが何も無いため、無限の創造力を持っています。知らないからこそじっくりとそのものを観察するので大人よりも色んなことに気がつき、より鮮明にそのものを記憶することもできるとも言われています。つまりたくさんの知識を持てば持つほど大人たちは細部を見る能力を失い、物事の相異にも気が付かなくなってしまうのです。

こういうことが人生に大きな影響を与えてしまうのです。

これまで生きてきた中で勝手に作られてしまった思い込みや枠に囚われてしまえば、新たな発見や気づきも得られずにどんどん刺激のない日々を過ぎすことになってしまうのです。そうしてあなたが最も望まない生きる喜びの得られない人生となってしまうのです。

創造力を取り戻す為に

この状況を打破するには簡単にいうと子供の頃の状態に戻ることが必要です。しかしここで勘違いしてはいけないのが子供返りして責任も全て他の人間に押し付けて後のことは知らんぷりをするというような未熟な人間になれということではありません。

あなたの視野を広げ、何の偏見もなく色んな角度から物事を見れるように、これまでの自分の物差しを捨てて頭を空っぽにして物事に向き合ってほしいのです。とは言っても私たちは大人として今を生きています。ですのでこれをうまく利用して欲しいのです。

大人は子供と違って時間を自分で自由に使えたり、お金を使うことができます。視野を大きく広げたことで大ヒット商品を実際に世に出して人々の生活をより豊かにした企業も沢山あります。

私は数年前にアメリカにあるGoogleの本社を観光した時に衝撃を受けました。創造力を掻き立てられるような広大な敷地には、中を自由に行き来できるGoogleカラーに彩られたカラフルな自転車が置かれ、広いカフェテリアやバスケットボールの敷地など会社、職場というこれまでの私の中の概念が吹っ飛ぶような「まるで遊び場」のような施設でした。実際にGoogleはエンジニアたちに就業時間の20%を自由時間として与え、自由な発想に生かす取り組みを昔から行なっているような会社です。

ポストイットで有名な3Mもそういった自由時間によってポストイットが生まれたと言われています。色んな世界の発明品もこのように創造力を発揮した大人たちの手によって生み出されています。

創造力を取り戻した大人というのはこれまでの常識や想像できる範囲以上の未来を作り出すことができるのです。

あなたも予測可能な範囲の人生ではなく、それ以上の人生を歩みたいと思いませんか?予測可能な人生では必ずいつか退屈だと感じる日が訪れます。

トルストイは「退屈とは、私たちの願望に対する欲求だ」と表現しています。つまり退屈を感じるということは、私たちは抜け出したくてたまらない何かを自分の内面に抱えているということなのです。

ガンジーは「あなたが望む変化をこの世で実現したいのなら、自分がまずその変化のきっかけになりなさい」と言っています。そうすることであなたは自分の人生の旅に冒険を増やすことができるからです。

これまでの固定概念や予想を覆すような体験をするためには、安定や安全に執着せずにあなたの魂が反応するものに挑戦することです。人は経験したことのないものには拒絶反応や恐怖を感じやすいです。あなたの魂が反応するものもきっと安心ではなく不安を強く感じるものかもしれません。それでも挑戦してみるのです。

完璧ではなく進化を目指すこと

冒険せずに安全安心にこだわるとうわべだけのものしか達成せずに、充実感は何も生まれません。

私自身もこれまで冒険の連続を経験してきました。中学受験で落ちる前提で受けたハイレベルな進学校にまさか受かってしまい、最先端の教育を受けられる環境に入ることができました。さらには、そこから宝塚に挑戦し、あっさりとその素晴らしい教育環境を手放し、自分が想像していた以上の沢山の冒険を経験することができました。

あの時にあのまま挑戦せずに公立の中学校に行っていたら、あのまま大学受験をしていたらと思うと、今でもあの時の挑戦を選んだ自分を心から誉めたいと思うほどです。

あの時の感覚を今でも忘れてはいけないと思います。あの時は怖さよりも心が突き進むままに行動していて、挑戦している間も常にとても充実した時間でした

頭でごちゃごちゃ考えている間はあなたのイメージできる範囲でしか人生をクリエイト出来ません。大人になれば何かをしようとした時に完璧を求める傾向にあります。大事なことは完璧を目指すのではなく、進化を目指すことです。

現状維持を目指した時点で私たちの成長は止まります。そうしてしまうと本当はそんな人生から脱却したいと沸々とした思いを抱えながら、退屈な人生を歩むことになるのです。

あなたの人生を壮大な人生にするにはあなたの創造力と探究心が必要なのです。

進化を目指すことであなたは半歩でも今よりも進むことができるのです。あなたは日々小さなことでも挑戦や冒険をしていますか?

これまでの人生はあなたのそんな日常の取り組みの積み重ねです。あなたが子供の頃の創造力を思い出し大人の力を組み合わせることで、着実にあなたの人生での冒険を増やし、想像以上の充実した人生を実現できると思います。

風羽 玲亜

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