私の実体験

夢を叶えるために必要なこと

あなたには叶えたい夢はありますか?

「周りに反対されるから」とか「どうせそんな夢みたいなことなんて叶うわけない」と誰にも言わずに心に秘めた思いが実はあるのではないですか?

私自身も無謀な挑戦の時はいつもまずはそんな考えに陥っていました。特に一大決心の宝塚受験に関しては親にどうしてもその受験をしたい思いを打ち明けられずに願書発売の直前になってやっと伝えたくらいでした。

それも面と向かって言えずに毎日暗い顔をして帰宅をしてこちらが悩んでいる事に気がついて欲しいそぶりを見せて、そこから交換日記のようにメモで親とやりとりするという。。謎の行為をしていました笑。このエピソードはまた別の機会にお話したいと思いますが、このようにどうしても諦めきれない強い思いを持って夢を叶えたいと悩んでいる人は沢山いるのではないでしょうか。

私は紆余曲折ありましたが、これまでどうしても叶えたいと思った夢は全て叶えてきました。これは私が特別な力を持っている訳でも恵まれた環境だったからという訳ではもちろんありません。特に宝塚は狭き門の故、中には裏口やらコネやらなんやかんや想像力豊かに推測する方もいるようですが、全く持ってお金も愛想もない状態で受験したのでそんなことは一切ございません笑。むしろ家族にも親族も大反対でかつ当時の高校や友人達にも一切話していなかったので四面楚歌状態で受験をしました。

そんな人でも夢は叶えられます。これは自分の経験を通してもですし、これまで出会ってきた方を見ても確信を持って言えます。

今日は夢を叶えるために必要な事についてお話をしたいと思います。

一流の人の作文には夢を叶える秘訣が詰まっていた

あなたは野球のイチロー選手をご存知でしょうか。

野球に詳しくなかったとしても超一流かつ努力の人というイメージでご存知の方も多いと思います。

私自身、宝塚以外は全くの興味を示さないような人間でもイチロー選手のことは知っていました。あなたはそんな超努力家であり、スーパースターのイチロー選手の幼少期の作文を読んだことはありますか?

これが実際の作文の内容です。

「ぼくの夢は、一流のプロ野球選手になることです。そのためには、中学、高校と全国大会に出て、活躍しなければなりません。活躍できるようになるには、練習が必要です。ぼくはその練習にはじしんがあります。ぼくは3歳の時から練習を始めています。3歳から7歳までは半年位やっていましたが、3年生の時から今までは、365日中、360日ははげしい練習をやっています。だから、一週間中で友達と遊べる時間は、5時間~6時間の間です。そんなに、練習をやっているんだから、必ずプロ野球の選手になれると思います。そして、中学、高校でも活躍して高校を卒業してからプロに入団するつもりです。そしてその球団は、中日ドラゴンズか西武ライオンズが夢です。ドラフト入団で、けいやく金は1億円以上が目標です。ぼくがじしんがあるのは、投手と打げきです。去年の夏、ぼくたちは全国大会に行きました。そして、ほとんどの投手を見てきましたが、自分が大会NO.1投手とかくしんできるほどです。打げきでは、県大会4試合のうちに、ホームランを3本打ちました。そして、全体を通した打りつは、5割8分3りんでした。このように、自分でもなっとくのいくせいせきでした。そして、ぼくたちは、1年間まけ知らずで野球ができました。だから、このちょうしでこれからもがんばります。そして、僕が一流の選手なって試合に出れるようになったら、 お世話になった人に招待券をくばって、おうえんしてもらうのも夢の一つです。とにかく、一番大きな夢は、プロ野球の選手になることです。」

いかがですか?これをイチロー選手は小学6年生の時に書いたそうです。

私は初めてこの作文を読んだ時は衝撃を受けましたが、それと同時にこの作文には夢を叶えるために必要なことがぎゅっと詰まっていると感じたのです。

あなたは自分の夢を断言できていますか

まず一文目の「ぼくの夢は、一流のプロ野球選手になることです。」という書き出し。これこそ夢を叶えるために必要な事だと思います。

なぜだかわかりますか?夢をもった時に私たちは最初に述べたように「反対されたらどうしよう」とか「どうせ叶うわけなんかない」とまず考えてしまうのではないでしょうか。それは結局「失敗したくない」「反対や否定をされたくない」という気持ちからくる物でもありますが、根底として言い訳をしておいて『自分を甘やかしている』状態なのです。

つまりまだどこかで本気になるのが怖いと思っているのです。夢を断言するというのは自分に言い聞かせることでもあり、甘えという退路を断つということでもあります。何よりもまずは周りではなく自分自身に断言できているのかがとても重要なのです。

腹を括ると人はすべきことを必死で探し常にそのことを考え、どうにかしてそれをやり遂げようとします。つまり普段では考えられないような底しれないパワーを発揮するのです。しかし不安を抱え、周りを気にしている時点であなたは自らの力を存分に発揮できるところまで辿り着けていないのです。そんな状態で取り組んでしまうと100%やりきっていないので不完全燃焼となってしまいます。その結果叶うものすら叶わず「ほらやっぱり思った通り、叶うわけないんだ」という謎の安心感かのように納得をしようとするのです。

言霊を使う

言葉には言霊という力があります。言葉を言うと一番よく聞いているのは周りではなく自分が一番自分の耳で聞くことになります

そうすると自己暗示のように自分の中にその言葉が刷り込まれて無意識にその状態に持っていくよう行動しようとします。文字で見ることももちろん良いですが、私は合わせ技として言葉を毎日事あるごとに自分に言い聞かせることをオススメします。

私たちは常に考えて多くのことを選択して生きています。その多くの事を無意識で選択していると言われています。

それが潜在意識と言われている範囲です。一つの動作をするのにいちいち意識をしていたら私たちは生きていくことはできませんし、普段呼吸をしていることも潜在意識下で行われていることだと言われています。毎秒ごとに息を吸って吐くことを自らの行動として意識してやっている人はいません。それほど当たり前に行えていることがこの潜在意識の働きによるものです。

繰り返し言葉を言い、繰り返し文字を見ることで実はこの潜在意識に刷り込むことができると言われています。それを自分でまずは意図的に行い、潜在意識を使って夢を実現させる事をイチロー選手は当時小学6年生でしていたのだと思います。

あなたがもし叶えたい夢や目標があるのなら紙に書いて毎日その文字を見ること、その文字を書いたものを無意識に目につきやすいところに貼ること、その言葉を何度も自分に言い聞かせることをしてみることをオススメします。

リアルにイメージする

イチロー選手の作文を見返してみるといついつまでにこうなってと具体的な目標や数値が書かれている事に気がつくと思います。

これほどまでに具体的な計画とリアルなイメージを常にしながら努力していたのが伺えます。

このイメージがリアルであればあるほど潜在意識には強く刷り込まれると言われてます。なぜなら潜在意識は強いイメージと現実の区別がつかないからです。

夢か現実かわからなくなるくらいにより深くイメージしていると潜在意識はその状態を叶えようとします。夢を叶える方法で既に叶った状態で過ごすという方法をあなたは聞いたことはありますか?これも同じことです。

そう強くイメージすることで潜在意識をフル活用して自分の無意識の選択の中でよりその夢の実現の為の方法をチョイスしてくれるのです。まさに自動的に夢が叶う筋道を立ててくれるといった状態です。

人間にこんな強力なアドバイザー的な機能があったとはびっくりですよね。人間の力は本当に計り知れず予測不可能なほどの秘めた力を持っています。

私たち一人ひとり無限の可能性を持っていると言われているように私たちにはこのように自覚できていないパワーが沢山あるのだと思います。と同時に気がつけていない分、その力を持て余し使いきれていないと言うことでもあるのです。

フルに自分の力を発揮できないのは自らが自分の力を信じずに押さえつけてしまっているからだと思います。言い訳や甘えてしまうこともそうですし、よりリアルにイメージができていないこともそうなのだと思います。

あなたは成功するイメージよりも失敗するイメージばかりしていませんか。「もし失敗したらこんな言い訳をしよう」「こう言って誤魔化そう」「こうすれば失敗をカバーできるだろう」となぜか成功するイメージよりも失敗するイメージばかり膨らませていませんか?

それこそが自分の力に蓋をしてしまう原因なのだと思います。

心の火を燃やし続ける

ここまででお伝えした叶えたい夢や理想の姿を自分に言い聞かせて断言もできるようになり、毎日イメージを膨らませることもできたとします。とにかくその事を考えて行動してきた。そうすればいよいよ夢が叶うのかと思ったらそうではありません。

あなたがそこまでモードチェンジをして取り組めたとしたらとても素晴らしい事です。多くの人がそこまで行動に移すこともできずに途中で誘惑に負けたり、周りの言いなりになってしまって結局中途半端にトライして終わるかトライする前に諦めてしまうからです。

そこまでしてやり遂げられたのならまずは存分に自分を褒めてあげてください。そしてそれほどまでに自分にとってどうしても叶えたい大きな素晴らしい夢であるのだと改めて自覚してください。

この世の中には沢山のものが溢れてはいますが、それほどまでにあなたを夢中にさせ行動に起こすまで魅了されたものに出会えたこと事態がとても素晴らしいことなのです。その事はあなたの生涯でとても素晴らしい経験となり思い出となり、またそれがあなたの大きなパワーとなるでしょう。

ですがそこまでの状態ではまだまだ夢を実現するには足りない部分があるのです。

あなたはその夢を実現してどうなりたいですか?なぜその夢を叶えたいのですか?

ここまで一生懸命努力をしてきてもこの答えをすぐに言えないのならばあなたはこのままでは不完全の状態で結果を迎えることになるでしょう。夢を必死に追い求めるが故にそもそもなぜその夢を持ったのか見失ったり忘れてしまう人もいます。そうすると段々となぜそこまでして叶えたいのかわからなくなってしまうのでそこまで必死に走ってきたのに急に走れなくなってしまったり、諦めてしまうようになるのです。

この時というのは簡単に言えばガソリンのない車でカーナビもなく前に進もうとしている状態なのです。夢を持った時の人の心の状態というのはとてもキラキラと輝き脈拍もあがり興奮した状態です。イキイキして他には何にもいらないとまで思えてしまうほど魂が震えまさに夢中の状態です。これはまさにハイオク満タンで今にも急発進したくてエンジン音まで吹かしているような状態です。

しかし必死になるがあまり自分を犠牲にしたりそもそも自分がそこまで心血を注ぐまでに夢中になりきれていない状態では無理や我慢していると心が感じるようになり、どんどん心のエネルギーが減り心は枯渇した状態になっていきます。当初の気持ちや思いを忘れてしまっても全く同じです。そうすると先ほど言ったように走ることもできず道標も見失い、道から外れたりリタイアせざるを得ない状態になってしまうのです。

何度も言葉をかけ、イメージを繰り返してどれだけ行動して努力をしてきたとしても、心が伴走できていなければ夢は叶うことはありません

イチロー選手の作文にも常に心の動きも書かれているのでお分かりになるかと思いますが、イチロー選手はいつも心のエネルギーを絶やさずに行動しているのがみてとれると思います。

そして最後の文章には自分の思いを再度深く噛み締めるかのように『とにかく、一番大きな夢は、プロ野球の選手になることです』とあります。

自分がなぜこの夢を叶えようと思うのか、叶えてどうなりたいのかという常に心で何を思うのか、心の火を常に絶やさず燃やし続けていたからこそイチロー選手はプロの野球選手というだけでなく超一流のプロ野球選手という夢を叶えることができたのだと思います。

終わりに

私自身も夢が叶った時を振り返るとこの事を自然とやっている事に気がついたのです。イチロー選手と肩を並べて偉そうに言うつもりは全くありませんが、宝塚受験の時の私は常に「自分はタカラジェンヌの卵であり今はその為の準備期間である」と言い聞かせ、自分がタカラジェンヌであると深くイメージし芸名を考えたりどうやったら低い声が出るのか宝塚の歌を歌いながら研究をしていました。宝塚を見ている時の感覚や高揚感、劇場の香りや雰囲気を何度も思い出しては反芻し、なぜ宝塚にそこまで入りたいのかを何度も考えまさに夢心地の夢中の状態で過ごしていました。

今の自分にできることを全てやると決め、学校の勉強のスケジュールと合わせて技術習得の目標の設定をたて受験当日から逆算してこの日までにコールユーブンゲンの○ページまで完璧にする!など緻密な計画を立てていました。

ですが一つ一つの行動を見ても特別な事をやっていたわけではないということがお分かりなるかと思います。

イチロー選手もそうだったように『その時に自分のできることを精一杯すること』ただそれだけなのです。

生まれながらにして恵まれている人、才能を持つ人は少なからずいます。しかしその人たちしか叶えられないものというのはなく、私たちには誰しも計り知れないパワーがあること、そして夢を叶えてきた人たちの行動というのは決して難しいことばかりではないことが今日のブログを読んでいただいて少しでも伝わると嬉しいです。

自分の持ったパワーを使いきれていないのも可能性に蓋をしてしまっているのも他でない自分自身なのです。

夢を叶えられるために必要なことというのは実はとてもシンプルであり、特別なことではありません。私たちはいつも物事を複雑に考えがちです。しかしこの世の中もあらゆる出来事も全てはとてもシンプルなものでできています

複雑にしてしまっているのは自分の中に原因があります。どうかその事に気がついてくださいね。

今日はイチロー選手の作文を元に夢を叶えることに必要な事についてお伝えをしましたが、あなたも自分が子供の頃に書いた将来の夢に関する作文を読み返してみるのも良いかもしれません。そうすることで無邪気で素直な自分の姿を思い出すことができ、そこからとても大事な事に気が付くかもしれませんよ。

風羽 玲亜

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