私の実体験

認めることと受け入れること

昔の自分と今の自分

昔の自分と今の自分との違いを色んなタイミングでよくよく実感するのですが、最近特に感じるのは受け入れと認めることができている事です。

これは自分にとって大きな変化であり、これができるようになったおかげでとても生きやすくなりました。

昔は必死に理想の状態にならないといけない、何かを手に入れないといけない、何かを身につけないといけないと思って生きていました。

頑張ること、努力することで自分は成功し幸せになれると思っていました。

しかしその思い込みによって自分の中でどんどん制限を設けてしまい、自分の身動きを自ら制御してしまっていたのです。

努力や頑張りや目標を持つことはとても賞賛されることであり、素晴らしいことだと思われています。怠ける人よりも向上心や野望を持つことは人生を大きく変えられると思っている人は沢山いると思います。

しかしこれは履き違えると過去の私のようにそうでなければ不幸であると制限してしまうことにもなるのです。

自分への呪いに気がついていますか

「こうでなければダメ」という信念によって自分に発破をかけて頑張ろうとする人はたくさんいるのではないでしょうか。すぐに怠けてしまったり、何かをやり遂げたことのない人はそれぐらい自分に暗示をかけないことにはすぐに諦めてしまうので少しは効果はあると思います。

しかしそうではない人もこのやり方をしてしまうといつの間にか本来の目的よりも行動に重きを置いてしまい、結果自分を苦しめ自分へ呪いをかけてしまうのです。

「そうでなければダメ」という思い込みは結果どう転んでも苦しいものになるので怠け癖のある人も結局は長続きもしません。すぐに諦めてしまう人は結果をすぐに求めようとしている自分にまずは気が付くべきです。どんなことでもまずは三か月やってもみて効果や変化が全くないのならまた別の方法を試すという心構えを持つことが大切なのだと思います。

また頑張れてしまう人はいつしかそうやっても変われない自分や達成できずにいてしまった自分を責めたり、自分はこんなこともできないダメな人間だと必要以上に思い詰めてしまうことになります。そんな時こそ自分に対して必要以上に期待していたり無理をしすぎていることに気がついてください、。

奥底にある真実

「そうでなければダメだ」という思いの奥にどんな感情はあるのかに目を向けてみてください。もしかしたらあなたは何かを手にしないと自分には価値がない、自分は何者かにならないと生きていけない、人から認められない、今の自分は何もできない人間だと思っていませんか。

その劣等感や自己重要感の低さによって必要以上に自分を追い込み、苦しめているのです。

自分でありのままの自分を受け入れ認めることができなければ、この自分を苦しめる行為は無意識にずっとしてしまうでしょう。何かを為さないと人ですらないと思っているのではないですか?そうなると常に自分自身を否定しながら生きている事になります。だからあなたは何をしても苦しいのです。幸せな人生というのに苦しい感情はいりません。あなたの心がそのように苦しいままでは、どんなに行動して自分を追い込んだとしてもその先に幸せな未来はないのです。

何もしなくてもあなたはあなたであり、それがありのままのあなたなのです。必死に自分以外の者になろうとしていませんか。ありのままの自分ではない者になろうとするのは自分らしく生きることを拒絶しているとも言えるのです。偽りの自分になってあなたはどうしたいのでしょうか。

偽りの自分を目指しているとどんどん自分にも周りにも嘘をつくのが上手くなります。心から人を信じられなくなり、そしていつしか本当の自分の心の声が全く聞けなくなり、あなたの心は動かず虚無感に満ち、生きる意味すら見失ってしまうでしょう。

これは全て過去の私の姿です。周りはみんな敵くらいの感覚にまで陥り、孤独で苦しく辛い毎日を送って生きた心地なんて全くありませんでした。自己否定は止まらず生きるのがとても苦しい毎日でした。それこそ本当の不幸な人生でした。

あなたにはそうなってほしくありません。サボる自分、怠ける自分も含めてあなたです。であればその自分を認め、じゃあどうするかを考えれば良いのです。

本当の自分磨きとは

そこには否定という感情は存在しません。そんな自分でもできることを考える、これも自分に集中し自分を認め、自分自身を磨き上げることになるのです。

自分を鞭を打ったり、自分を否定するような言葉で自分を痛めつける事が自分を磨くことではありません。自分を受け入れ認めることでやっとあなたは自分の心とつながり、ありのままの自分として生きていくことが出来るのです。

これは自分の抱いた感情に関してもそうです。例えば汚い感情が湧いてきたり否定的な感情、つまりマイナスの感情が湧いた時に頑張り屋の人ならきっと「そんな感情を抱くなんてダメだ!」とか「そんなことを思う自分は最低だ」と思う人が多いのではないでしょうか。

ですが実際にそんな感情を抱いたことは事実なのです。それを否定することも実は自分自身を否定している事につながるのです。そうではなく、その感情も認めてあげるのです。そう思った自分自身も認めた上でなぜそう思ったのか、なぜそんな感情が生まれたのかをみてあげるのです。これも自分の心の声に耳を傾けありのままの自分を知る行動になるのです。

あなたはこの認めること、受け入れることができているでしょうか。

毎日苦しく傷つくような日々を送っているのだとしたら間違いなくそう追い込んでいるのはあなた自身です。あなたが自分を求めず受け入れない限り、あなたが否定されるような現実はいつまでも続いてしまうのです。

いつの間にかとても高いハードルを設けてしまっていませんか。それは本当にあなたが望むものであり、心からやりたいと思っている事でしょうか。

自分の心の状態がいつも苦しい状態ではありませんか。幸せな人生とはあなたが心から解放されのびのびとした心地の良い状態で過ごす事です。

今のあなたの心はどうなっていますか?同じように解放されて心が喜んでいるような穏やかで心地の良い状態ですか?

自分を認め、受け入れることを是非意識して過ごしてくださいね、その先にはこれまでと違った世界が見えてくると思いますよ。

風羽 玲亜

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