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ジャーナリング

ジャーナリングとは

あなたはジャーナリングという言葉を聞いたことはありますか?

私自身もこの言葉は最近になって知りましたが、内容は実は自分がこれまで取り組んできた物でまさに私がいつもお伝えしている自分と向き合う方法の1つだったのです。

ジャーナリングとは『頭に浮かんでいるものをそのまま紙に書き出すことで自己理解を深めるという方法』のことを指します。書き出すことで自分の気持ちが整理され、不安やストレスの原因や自分の予想を超えた興味関心の対象、自分の思いや信念にも気づきやすくなります。

書くこと

あなたは普段から書くということが習慣になっていますでしょうか。昨今ではなんでも機械化が進み、紙とペン持ってあらためて書くということも大人になるにつれどんどん機会が少なくなってきています。年賀状やお礼状に関しても一気に印刷されたものを用意する時代です。年賀状に関しては保管もするのも廃棄するのも手間になり、返事すら相手の負担になると自然とは廃止され、大事なお礼や挨拶に関してもLINEやメールで行われるような時代になっていると感じます。

そんな時だからこそあらためて手紙などで気持ちを受け取ると当時よりもありがたみを感じ、相手の丁寧さやより真剣な気持ちが伝わるとされていますね。

少し話は逸れましたが、毎日日記など頻繁につけているような方であれば同時に自分をよく観察できていると思いますが、忙しい毎日を送る中で外や自分以外のことに振り回され自分のことを逐一内省できている人はどれだけいるでしょうか。なかなかこれまでのリズムで生きていると自分のことを俯瞰してみることも出来ず、自分を後回しに生きてしまうのが大人の悪い癖だと感じます。

私たちは日々色んな感情がおこり、気づかないうちに色んな思い込みや信念が刷り込まれていってしまっています。それは子供の頃からの影響だけではなく、今生きている環境や周りの人たち、一緒にいる相手からも大きく影響を受けています。

今あなたの前に起きている現実

生きている中で悩みがない人はいないと思いますが、その悩みをいかに素早く解決出来るかどうかで自分の生きやすく理想の人生が歩めるかどうかが決まると思います。四六時中悩んでしまえば生きている時間の大半を悩んで生きることになってしまいます。悩んでモヤモヤする時間をごく少なく、イキイキと楽しんで生きる時間を長くすればするほどその人にとって幸福な人生と言えると思います。

そのためにもぜひこのジャーナリングという方法を取り入れてほしいと思います。

自分のモヤモヤとした感情や悩みを後回しにしてそのままにしてしまうのが一番良くないことです。モヤモヤという感情は一瞬は気が紛れて消えたかのように感じますが消化されない限り、必ずあなたの前に何度も色んな形で現れてきます。それがまさに『心のあり方が現実に現れる』ということでもあるのです。まさにそれは乗り越えるべき試練でもあり、壁だとも言えます。

「神様は乗り越えられない壁は与えない」と言われるように、実はその壁というのは自分でしっかりと向き合い消化できるものばかりです。しかし私たちは自分以外のことで振り回される毎日を送ってしまい、何よりも大事にしなければばらない自分を後回しにしがちです。また頑張りすぎる真面目な方ほど自分を追い込んだり無理することが当たり前となってしまっており、自分がボロボロであることに麻痺が起きてしまっています。そうなると一気にバランスが崩れ、取り返しのつかないような大きなダメージを受けて心を壊してしまう人も出てきてしまうのです。

具体的な方法

ジャーナリングは誰にでも簡単にどこでもできる方法です。紙に自分の湧き上がってくる感情や気持ちをありのままに書いていきます。

紙はメモでもなんでも構いませんが、より制限をかけずに自由に書きたいのならば大きい紙であればある程良いです。視覚的に狭いものだと小さく収めようとしてしまうので、大きいと書きやすいですし自由に沢山かけるかもしれません。ですが、慣れてくるとふと頭によぎったりザワザワした時にすぐに書き出して内観したくなるので持ち運びに便利なメモやノートを外出用、思いっきり書き出す時に大きい紙と使い分けても良いと思います。

まずは慣れるまでは浮かんでくるものを全部まず一気に書いてみてください。最初のうちはとにかくなんでも感じたもの、自分の心に感じるザワザワしたものや頭に浮かんだものを書いて下さい。この際に綺麗な字で書く必要は全くなく、思いのままに書いてください

なぜなら綺麗に書こうとすると余計な感情が混じってしまうからです。誰に見せるわけでもありません。気持ちのままに書いてください。

その後にそれぞれの文字を見てみると、多分感情と思考がぐちゃぐちゃに混ざっていると思います。次にその文字達を「感情」と「思考」に分けていってください。「感情」ならばなぜそう感じたのかをどんどん深掘りをしてみてください。

「思考」であればなぜそう思うのか、その思考についての「感情」も含めて深掘りをしてください。

このように細かく分けて分析していく事でより自分の本音の部分を知る事が出来ます

これが慣れてきたら、今日は感情のみに注目して書き出す、思考のみに注目して書き出すなどしてみても良いと思います。

とにかく心のうちを書き出し、書いた紙をビリビリに破くというのも一つの発散方法だと言われています。これはストレスや強くモヤモヤを感じた時におすすめです。

効果

普段自分と向き合う事をしてこなかった人はなかなか自分の本音に気付きませんし、自分に対して評価が低い人や自信がない人は自分を見たくないという感情が上回るかもしれません。

そういう時ほど紙に書き出して客観視する、書いた内容を俯瞰して分析してみてください。その時にこんなことを思ってしまってはダメだとかそんな思考の自分を嫌いになって自分を責めたり過剰に落ち込んだりする必要は全くありません。誰でも黒い感情は出てきますし、慣れない間は書こうとしても数個しか書き出せないと思います。それほど自分と向き合う時間をこれまでとらなかった事で自分の心の扉が分厚く固く閉じられてしまっているのです。

しかも1次感情には気付けてもその奥にある2次感情までしっかり理解をしていくのには毎日行っていかないとなかなかすぐに習得出来るものではありません。ですがこの作業は一日たったの5分もあれば出来る誰にでも簡単に出来る事です。

日々の忙しさで自分と向き合う事を後回しにせずに是非この小さな一歩を踏み出してもらえたらと思います。その小さな一歩でも毎日行えば大きな前進になります。

もし内観し、深掘りしてもなかなか自分の本音が分からない時は一晩寝かせて、次の日の朝にもう一度同じ深掘りをしてみてください。

寝る事で脳内で気持ちや思考が整理され、すんなりと出てくると思います。

私が今回お伝えした方法はジャーナリングという書く瞑想です。紙とペンがあればどこでも出来る方法です。

その時感じた新鮮な感情が定着したりトラウマにならないように、こまめにモヤモヤを解消する事が一番大切です。

あなたの心のうちはあなたしか分からなせんし、あなたしか感じる事もケアする事も出来ないのです。あなたの人生はあなた次第でいかようにも変えることができます。自分と向き合う事を習慣にする事で自分の心が望む理想の人生を手にする事が出来ますよ。

風羽 玲亜

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