心のあり方はあなたの人生に色んなものを引き寄せる
自分の心のあり方と見る現実は深くリンクしています。心のあり方次第で当然引き寄せられてくるものもガラっと変わります。これは自分自身のこれまでの人生や体験を通してとても実感しています。
心が疲弊していると自分が本当に望むものがなんなのか自分でも分からなくなったり、望まない選択をしてしまったりと正しい判断も出来なくなってしまいます。
私たちのこれまでの人生は沢山の選択肢の中から選んできたものが積み重なって出来ています。意識できた事はほんの僅か、ほとんどが無意識の選択によるものです。
無意識の時ほど心のあり方は非常に影響を受けています。
この無意識というのがよく言われる潜在意識です。よくこのような氷山の絵を用いて説明されますが見たことはありますか?
水面上に見えている部分が約5%くらいの顕在意識(表面意識)で「私たちが自分で自覚出来ている部分」、あとの約95%が「無意識」である潜在意識です。
私たちの行動の9割は無意識によるものです。だからこそ潜在意識にも関わる「心のあり方」は人生へ大きな影響を与えるのです。
あなたは自分の心と深く繋がっていますか
私たちが特に意識せずとも心と深く繋がっていた時というのは子供の頃だと思います。
心の赴くまま興味のあることに没頭したり、かと思えば別のことに夢中になったりと周りの声ではなく常に自分の心の声に従って自由にのびのびと生きています。しかしそこから段々と自分以外のものを認識しそれらから影響を受け始めるので、自分の意見や意思を押し込めたり自己主張をしなくなっていくのです。周りの人の顔色を伺いながら行動したり行動に起こす前から誰かから「それはダメ」「あれはやってはいけない」と言われた事を忠実に守ろうとし、そうやって本当の自分の心の声を無視し始めるのです。
やりたいことよりも「やらなければならない事」への比重が大きくなってしまって、いつの間にか自分の生きたい生き方ではなく自分以外のことから影響されて出来た生き方へと無意識にスライドしていってしまうのです。
そうやって生きていくとどこかのタイミングで私たちは「このままで良いのだろうか」と不安になってしまったり、亡くなる前に「あの時ああしておけば良かった」「もっと自由に生きれば良かった」と後悔してしまうのだと思います。
このように自分の心を無視した生き方をしてしまうことで幸せな人生からどんどん遠のいてしまうのです。
自分が生きたいように生きる
毎日自分の生きたいように生きていれば楽しいに決まっていますよね。しかしこう言うと必ず「そんなに人生は甘くない」「そんな事を思っていたらいつか痛い目にあう」などとお節介なアドバイスや否定をしてくる人が出てきます。
そうなった時に、是非そう言ってくるその人自身とその人の生き方や人生を見てみてください。
あなたはその人のようになりたいですか?その人と同じ人生を歩みたいですか?
そう言ってくる人ほど、自分の満足した生き方ができていません。だからそんな自由な生き方を羨ましく思い、自分が達成できすにいるフラストレーションをあなたにぶつけてくるのです。要はその人自身、あなたを羨ましいと思っている自分にすら気がつけていないのです。そんな人ほど人生に迷い、最終的に後悔で終わる人生を迎えてしまうのです。
あなたもそうなりたいですか?
夢を諦めてしまう本当の理由に気がついていますか
私はこれまで宝塚受験生と関わる機会が何度かありましたが「自分は受験したいが親に反対されている」と言って諦めてしまった人を何人か見てきました。私が宝塚在団中にも受験したいが反対されて悩んでいると言った相談のお手紙を何度かいただいたことがあります。
そうやって反対されて諦めるのならその程度の気持ちだったのかもしれませんし、結局それは自分の人生を生きていないという事でもあるのだと思います。
あなたの選択は最終的に誰も責任を取ってくれません。いくら周りに誘導され説得されたのだとしても、最終的に決めたのはあなたです。これまで親の言いなり、誰かの言いなりで悔やんだ決断はありませんでしたか?そのことがきっかけで周りや親を恨んでいる人も実は少なくないと思います。しかしもう一度考えてみてください。
最終的にその意見を自分の意見にしたのは紛れもなくあなた自身なのです。本当にその夢を叶えたいという強い気持ちがあって自分の人生だという認識があったのならあなたはその選択をしたでしょうか?
どこかで「自分ではやっぱり無理だろうな」「親や周りがそう言っているから」と心のどこかで思っていたのではないですか?そうやってどこかで言い訳をしていることも潜在意識も心も常にしっかりと全部聞いているのです。だからその願いを叶えるためにそうなるように働きかけてしまうのです。
自分の人生を生きている、私は自らの意思で選択していると自覚するためにも、あなた自身の心と深く繋がることがとても大事なのです。
ではどうすれば良いのか。
自分の心と深く繋がれるオススメの超簡単な方法とは
自分の心を知る方法として色んな方法が世の中には出回っています。
例えば「ノートに書き出していく」というのがここ最近特に主流であり、あなたももしかしたら聞いたことがあるかもしれません。中にはこれみよがしに「高級ブランドのノートを使って書く」というようなイメージを持たせるSNSを沢山見るようになりましたが、私はノートならなんでも良いと思うます。なぜならブランドのノートを使う自分の姿に酔う前にもっと大事なことがあるので、高級ノートを使うこと自体はあまり重要ではないからです。
なぜここまでいうのかというと自分が試したことがあるからです笑。1冊のノートを買うだけなのに数万円もしました🙃確かにデザインも美しく光沢もあって美しいので、実際に手に取り自分のものだと感じると高揚感や満足感は得られますが、それだけで人生は変わりませんでした。結局も勿体無くて気を遣いながら書くので書くことに集中できず、既に雑念でいっぱいになってしまって自分の本当の気持ちを知ることなんでできませんでした。
そうやって書くよりも超簡単で誰にでもできる方法を今日はご紹介したいと思います。
それはとにかく感じた事を声に出していく事です。肩透かしを食らったかのように簡単すぎますよね😮今から詳しくお話ししていきます。
子供の頃は心の感情がまんま言葉に出ていますよね。言葉を話せない赤ちゃんの時から、わたしたちは自分の感情を吐き出す為に泣いたり音を発しています。
あなたはここ最近声を上げて大笑いしたことはありますか?そんなことすらも周りの目を気にしてしなくなってはいませんか?
大人だからという謎のルールで大きな声を出して笑ったりふざけたりすることに躊躇し、何か思っていてもグッと飲み込むことの方が圧倒的に多いのではないでしょうか。
そうやって自分の感情を毎日のように押し込めていることが当たり前となり、思ってもいないお世辞を言ったり愛想笑いをして道化と化してしませんか。それこそピエロの仮面を被って別人として生きているようなものなのです。
そうやって心の声を押し込めるのが当たり前となっている自分の心の声を解放してあげてください。感じたこと、思ったことを積極的に声に出して自分で自覚してください。
今自分は何を感じているのかと。
心は目には見えないものです。普段から気に掛ける習慣がないと自分の心の変化にはなかなか気が付くこともできません。だからあえて声に出していくことで自分に気づかせるのです。
私たちの人生にはいつも心が伴走していること、常に心はあなたの側に存在していることを忘れてはならないのです。
心の声をどんどん吐き出していこう
声に出すと自分の耳からそれを聞くことになります。その言葉で「私は今こう感じている」「こう思っているんだ」と気が付くことで自分の心とどんどん深く繋がれるようになるのです。これはどんな事でも良いです。
側から見たら独り言の多い人だと思われるかもしれませんが笑、一人になれる時を見つけて積極的に声に出してあげてください。一人暮らしであれば思いっきり自分の心の声を吐き出してあげてください。私も独身時代にこれを積極的に行っていました。繰り返していくうちに「そんな事を思っていたなんて」と自分でびっくりしたこともありますし、我慢していた心の声が溢れ出て嗚咽しながら大泣きしたこともありました。思っている以上に私たちは自分の心を押さえつけて生きているのです。
今日もよく頑張ったな、あー疲れた。わぁ!綺麗だなー、美味しい!、はぁ沁みる〜、なんて気持ち良いんだろう
こうやって声に出すようにしていくと声に出さなくなっても、段々と自分の感情に気がつけるようになってくるのです。もちろん汚い言葉が出てしまってもOKです。こんな言葉を使ってはダメだ!とまた抑え込んでしまっては意味がありません。そんな言葉も全て出してしまってください。そんな自分に驚いたりショックを受けたらそれこそやった意味があります。私も何度自分でショックを受けたかわかりません笑。このやろーちくしょう、ふざけるな、暴言も全て吐き出してOKです。
これをしていく事で鈍くなっていたセンサーがどんどん敏感になっていきます。そうしてあなたはどんどん自分の心に正直に、心の声をキャッチして望む選択ができるようになっていくのです。
また言葉に出すことをしていくと自分が何に一番よく反応しているのかどんな言葉をよく使っているのかも分かるようになっていきます。それが自分をより知る事につながるのです。自分が何に興味があって何が好きかを自覚していく。そうするとそれがあなたの望むものだと気がつくので、潜在意識はそれを素早くキャッチしてその願いを叶えようと働くのです。
心の奥底に隠れていた自分のしこりに気がつこう
また何度も使っている言葉にも注目すると自分の引っかかっているものやしこりにも気が付くことができます。
どんな思考の人かどんな傾向があるのかを知るポイントがいくつかあるのですが、人の行動や醸し出す雰囲気、表情に加えてその人の「口癖」というのもその人となりを強く感じられる部分だと思っています。
なぜなら口癖というのは繰り返されている言葉です。それを一番耳にしているのは口に出している本人です。口癖というのは言い方を変えれば自己暗示の呪文でもあるのです。繰り返し聞かされる言葉はその人の潜在意識に強く刷り込まれます。そうすると潜在意識は言われたことが現実になるように働き、それが行動に現れるようになります。
卵が先か鶏が先かという話になってしまいますが、心で常に思うことが言葉にもなりますし、その言葉が潜在意識へ刷り込まれて行動になるのです。つまり口癖には色濃くその人となりが映し出されているのです。
先ほどの話に戻りますが、吐き出す言葉の中で繰り返されていた言葉があったのなら、それが今のあなたの生き方を表す言葉でもあるのです。
それはあなたの理想の生き方や理想とする姿にふさわしい言葉ですか?
今の自分を振り返り、自分の生きたいように生きられていない、理想の姿ではないと思うのなら、その言葉を自分の望む姿にフィットするような言葉に変えていってみてください。その言葉に変えるのが難しいと感じるのなら心で引っかかっている問題に気が付くタイミングということなのです。こうしたい、こうなりたいのにそれを拒否している問題が心の奥底に眠っている可能性があるのです。
それは過去のトラウマかもしれませんし、過去の記憶がそうさせてしまっている可能性も大いにあるのです。
そうやって心の奥深くにどんどん入り込み、観察することによって自分が自覚なくずっと引きずっていた物に気がつけるかもしれません。
心のしこりというのはこのように段階を踏まないとすぐに気がつけるものではありません。しかしそうやっていつまでも気がつけないと、いくら開運法やノートで内観しても望むような人生にはいつまで経っても変わることはないのです。
でも今日お伝えした方法は全く難しい事ではありませんよね。誰にでも簡単に出来る事ではあるけれど誰も気がつけなかった方法だっただけなのです。
しかしあなたはもうこの方法を知ることができたのです。あとはやるだけです。
本当の自分を知る作業には最初は怖さを感じます。私もこの方法をしていく事で自分で自分の事を全く理解できていなかったんだととてもショックを受けたくらいです。ですが自分で自分を知ろうとしない限りいつまでもあなたは自分ではない人生を過ごす事になり充足感もなくただ無駄に時間を過ごす事になってしまうのです。
特に不幸でもないけど虚無感に包まれている人、自分の望みがわからない人にもこの方法はとても有効です。
心と深く繋がれるといくら周りから邪魔されたり雑音が入ろうとも振り回されることも無くなります。そもそもそういった人たちとも良い距離感で過ごせるようになりますし、本当に必要な人や物しか周りにいない状態になっていくのです。
この方法は私が色んな方法を試していった結果、一番効果的かつ簡単に出来る方法だと確信しています。今でもこれは習慣化され、自分の思いや感じたことも素直に相手に伝えることができるようになりました。素直な心で接することができるようになると相手とのつながりもびっくりするほど深くなります。
人間関係に悩む方にもとてもオススメの方法ですので是非取り入れてみてくださいね。
自分の心に気がつくと道に迷わなくなります。あなたの道標はいつもあなたの心にあります。あなたの幸せを引き寄せるのもあなたの心なのです。
その事を忘れないでくださいね。
風羽 玲亜
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