【一生懸命他人を知ろうとしていない？】他人が気になってしまう本当の理由とは

一生懸命他人を知ろうとし、他人を気にして生きている現代人

あなたは普段どれくらいの頻度でTVやネットを見ていますか？

今は情報化社会。いつでもどこでもTVやネットで情報を得られる時代です。

私たちの人格、人としての性格を作る一因として日々どんな言葉を聞き、どんな映像を見てどんな情報に触れているか。こういった習慣的に得ているものが私たち自身と人生にまで大きな影響を与えていることにあなたは気がついているでしょうか。

昔と比べて今ではネットを通じて他人の生活が簡単に覗けるようになりました。そうなることによって世界で一番幸せな国と言われていたブータンが世界幸福度ランキングから姿を消したと言われています。

その理由は簡単にいうと情報によって他国と比較できるようになったので隣の芝生が青く見えるようになってしまったからと言われています。

特に日本人はもともと他人と比べたがる気質があると言われています。昨今の便利な世の中になってしまった分、輪をかけて他人と比較して自分がいかに劣っているか、不幸であるのかばかりを探すようになってしまったのだと思います。

そうやって毎日のように無意識に一生懸命他人を知ろうとしていたり他人が気になって仕方がないと悩む人は実はとても多いと思います。

なぜそんなにも他人が気になってしまうのか、その本当の理由について今日はお伝えしたいと思います。

他人の目を気にして生きていませんか

他人が気になってしまうというのは、他人の目を気にしてしまうことがまずあげられます。

エゴサーチもまさにそんな典型的な行動の表れだと思います。

エゴサーチとは自分自身をインターネットで検索することです。

なので他人からどう評価されどう見られているのかを知ることで自分を客観視することができるので、自分の成長につなげることが出来ます。。。

なんていうことはまずありません。一見良いことのように捉えられますが、これも実はただただ他人を気にしてばかりいる行動の表れだったのです。

エゴサーチをすると相手に自分の正体がわからないことを良いことに、誹謗中傷や望まない言葉やデタラメなことが書いてあったりして、自分にとって良いことばかりが書かれているとは限りません。

悲しいことに他人を蹴落として自分のストレスを発散したり、自分の価値を見出す人は少なからず存在します。

あなたが直接関わることもない人の存在まで知ってしまうのがネットの良いところでもあり、悪いところでもあるのです。

今ではネット上の誹謗中傷や悪口は訴えられたり情報開示請求をされるようになりましたが、正直イタチごっことなってその数は減ってはいないそうです。

実際にネットに書き込みをしなくても常に人の悪口や誹謗中傷をしている人はいます。

わざわざそんな人たちの元に自ら訪れに行くのがエゴサーチなのではないでしょうか。

他人を気にしてばかりの人というのは結局傷つきながらもこのようにエゴサーチをしてしまう人と同じだったのです。

一生懸命他人を知ろうとしていませんか

今話題になっていること、話題のスポット、映えるもの、それらを知るのもほとんどが情報からだと思います。

しかし実はほとんどがあなたにとって必要ではないものだとどれほどの人が理解しているのでしょうか。必要な情報だけをきちんと取捨選択できている人はどれくらいいるのでしょうか。

これは他人を気にすることにおいても同じことが言えます。

私たちは一人では生きていませんし、生きることはできません。それゆえ集団の中で生きていくためにはある程度他人との関係を重視する必要があります。

他人を気にすることは、自分の立場や評価を把握し集団に適応するための行動です

しかし人生を楽しく生きたいと思うのが人間です。それが幸せな生き方でもあると思います。しかし必要以上に他人を気にしそれが気になって仕方がないという人も多いのではないでしょうか。

なぜそんなにも他人を気にしてしまうのか。そこにはいくつかの理由が隠れています。

例えば仲間との話題についていけるように特に自分は好きでもなかった芸能人や流行のものをいち早く知ろうとして必死に周りに合わせたり、芸能のゴシップを常にチェックしたり週刊誌の情報を調べまくったりしていないでしょうか。

振り返ると私も子供の頃によくやっていて物心ついてもその傾向は残っており、大人になってからも周りとの会話を合わせるためや周りに置いていかれないように仲間はずれにされないように興味のないことをさも自分もはまっているかのように合わせていたなと思います。

あなたはどうでしょうか。

他人を気にして生きている人はこの世の中たくさんいます。世間の様子を見ていてもわかりますし、他人の噂話やゴシップが好きな人はあなたもしくはあなたの周りにも少なからずいるのではないでしょうか。

これもある意味他人を気にして生きていることになります。そうやって無意識に一生懸命他人を知ろうとしているのです。

それが本当に心から自分のしたいことであるのなら良いのですが、そうではなく情報に踊らされて炎上したり拡散して大騒ぎしてしまっているのが現代人の特徴です。

他人の不幸話、ゴシップ、スキャンダルに夢中になっている人がたくさんいるからYouTubeやブログや週刊誌などでボロ儲けしている人たちがいるのです。

記憶に新しいのは暴露系ユーチューバーが出馬して当選したのもまさにそんな世の中を象徴するようなことだったと思います。

他人を気にしてしまうのはトラウマのせい？

私たちは自己意識を持つ存在であり、自分のことをどう思われているかに敏感です。自分の価値や能力を認められたいという欲求が強い場合、他人の目を気にしすぎることがあります。

これは子供の頃から点数をつけられたり評価されるという経験をし、かつ仕事でも評価が自分のやりがいや収入に結びつくからだと思います

中には成長する過程で、親や教師など上の立場もしくは自分よりも権力がある人から批判や否定を受けたり、友達や恋人などの仲間から孤立や裏切りを経験しそのトラウマによって、自己肯定感が低くなり他人からの評価が常に気になるようになります。

仕事と割り切るのであれば良いのですが、実際の私生活でも他人を気にしてばかりいる人は実はとても多いと思います。

しかしこのようなトラウマを持っていても、生き方を変えて他人を気にせずに生きられる人はたくさんいます。

トラウマをトラウマとするのか、それも実は自分の選択によるものです。

人は自分から変わろうとしない限り絶対に変わることができない生き物です。

そもそも私たちの脳には恒常性機能と言って安全な状態を常に維持して変わることを危険と判断してしまう機能が元から備わっています。ですので普通に生活をしていると慣れた習慣通りに生きてしまうのはその機能のせいでもあるのです。

なのでそこに逆らって生きると自分で覚悟を決め行動を自分で起こさない限り、絶対に人は変わることはできないのです。

トラウマのせいなのは自分自身でトラウマだと決めつけていることであり、いつまでもそのトラウマをひきづっているということはトラウマを植え付けた相手、つまりずっと他人を気にして生きていたということです。

他人を気にしてしまう本当の理由とは

先ほども言いましたが、私たちは情報化社会に暮らしています。

インターネットやSNSなどのメディアは、いつでもどこでも他人の生活や意見を簡単に知ることができます。しかし、これらの情報は必ずしも正確や公平ではありません。

それを目にすることで自分と他人を不適切に比較したり、望んでもいないのに他人に合わせて自分を変えようとしてしまうのです。

そんな生き方が果たして生きやすく幸せな人生と言えるでしょうか。

違いますよね。あなたは他人を気にしてしまう人生から解放されたいと願っているはずです。

あなたは自分が今後どのように生き、どのような自分でありたいと思いますか。それを知っているのは他人ではなくあなた自身です。

それが自分で分からない限り、あなたはいつまでも一生懸命他人を知ろうとしたり他人を気にして他人合わせて生きることになるのでどんどん自分とは別人のようになっていくでしょう。

そしていつしかなんで自分は生きているのか、自分はどう生きたいのか、何がしたいのかすら分からなくなってしまうのです。

もしかしたら今こうしてブログを読んでくださっている方の中にも、すでにそうなってしまって悩んでいる人もいるかもしれません。

実際に過去の私もそうなっていました。その様子については過去のブログやインタビューを見てほしいのですが、そんな生き方をしていた時は毎日生き地獄のようでした。

他人ばかりを気にして他人軸になってしまった私は自分がどうなりたいのかもどうしたいのかも何が好きなのかも分からなくなっていました。

そんな時に出会った人たちには散々嫌な思いをされました。騙されたり裏で陰口を言われたり、馬鹿にされたり意地悪をされたりと人間関係が最悪で人間不信にもなっていた程です。

他人を気にしてしまう、その根底にある本当の理由にあなたは気がついているのでしょうか。

それは自分自身に対する理解や信頼が圧倒的に不足していることです。

他人からの評価は重要ですが、それだけではなく自分からの評価もとても大切です。なぜなら生まれてから人生最期の日まで一生一緒にいるのは他でもない自分だからです。

他人を気にしてしまう人生から幸せな人生へと変わるために

人生は選択の連続です。そんな時に頼りになるのは自分しかいません。

いつも誰かに選んでもらったり他人を気にして合わせたりと他人軸で生きていると、相手に依存し相手なしでは何もできなくなってしまって自分の人生を歩むことは絶対にできません。

他人がなぜ存在しているのか。その理由を知っていますか。

それは間違いなく自分を知るためです。

相手は自分の鏡ではありますが、自分本人ではありません。あくまでその姿を通して自分を見つめ自分を知るために存在しているのです。

また自分の人生を他人に依存して生きている人、つまり他人を気にしてばかりいる人は実は自分を知ることを怠けている人なのです。

自分の本当の姿を知ってショックを受けたくない、努力をしたくないとただサボりたいだけだったのです。

他人を気にしている時間があれば色んな学びや成長につながることへ時間をかけられます。しかし自分を知ろうとしない人は必死に他人を気にして噂話や流行ばかりを追いかけどんどんネット依存になっているのです。

また自分の成長のために必要なことが外にある＝他人から学ぶことがあるはずだと他人ばかり気にしてる人も多くいます。

確かに一人だけで学ぶことには限界があります。成長には多くの学びや知識も必要で、人から教わることもたくさんあります。

しかし学ぶはずが結局人と自分を必要以上に比べて落ち込んだり僻んだり妬んでしまって本来の目的を見失っている人も多くいます。

学ぶことよりもそんな人たちとの人間関係で悩んだりトラブルに巻き込まれてしまう人もいます。

それでは意味がありません。そんな人こそまずは外に目を向けたり他人を気にする前に自分と向き合い自分を理解して信頼することがとても大切なのです。

この世の中には自分が関わるべきでないような悪質な人間も残念ながら存在します。

自分を知り自分を信頼できていない人は他人も信頼していません。そんな時に他人と関わってしまうと本当に自分にとって必要な人かどうかも判断がつきません。

私たちはエネルギー体です。同じエネルギーは引き合います。

あなたが他人ばかり気にして自分と信頼関係が築けていない場合、自分を裏切るような人間ばかりが集まってくる可能性もとても高くなります。

他人を気にしないように生きるためには本当の自分を知り、他人を交えた判断ではなく自分自身で自分の長所や短所を認めて自分らしく生きることです。

そのためにも上記に挙げたように他人の情報にいつまでも触れ続けたり、他人に合わせるような環境に身を置くのではなく、自分と向き合う場所や時間を作ることがとても大切なのです。

終わりに

毎日忙しいといいつつ、無駄にTVをつけっぱなしにしたりスマホをダラダラと見てしまっていませんか。自分以外のことでダラダラと時間を使ってしまっていませんか。

あなたがやらなければならないと思っていることや無意識にやってしまっていることは本当に自分に必要なことでしょうか。

そうやって本当に自分が望んでいることか、必要なことかどうか確認することが自分を知り自分を理解して自分との信頼関係を築くことにつながります。

周りと仲良くなる前にまずは自分と仲良くなれていますか。

どんな時も自分を信頼できていますか。

他人を気にしてばかりで自分を知らず自分を信頼していない人は、一生幸せになることはできません。

他人を気にする人生から一刻も早く抜け出して、生きやすく幸せな自分の人生へと変えていってくださいね。

生き方はいつでも変えられますし、人生は誰もが変えることができます。

それを実現できるのは他でもない自分自身です。

他人を気にしてしまう理由が明確になったのであれば、あとはあなたが変わろうと覚悟を決めて本当の自分を知り必要な行動を起こすことです。

そして忘れないでほしいのがどんなに失敗をしてもあなた自身の価値は何も変わらないということです。

自分を知り自分を理解すればこの意味が当たり前のようにわかると思います。

自分のために自分を知り行動するあなたになることで、人生は望む以上の素晴らしいものとなります。

そうするとあんなに気になっていた他人のことなんて全く気にならなくなり、気にしている時間がもったいないくらい自分と人生に夢中になりますよ。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

風羽　玲亜